十三話 ページ14
「さて、」
高杉が、口を開いた。
「どうやって吐かせるか……」
この一言が地獄の合図だったとは、私が知る由もない。
高杉は、牢屋に近付き万斉に退けてもらうと、私の目の前に立った。
冷たい瞳に見下される。
高杉は、私の目の前にしゃがんだ。
「!! 何してっ__」
反論をすると、私の口は高杉の口によって塞がれた。
「むっ、……ん!」
息が苦しくなるまでずっと、口は塞がれる。
呼吸が追い付きなくなると、私の顎には高杉と自分の唾液が伝った。
酸欠になりかけている私は、手をガタガタと震わせながら高杉の腕を掴んだ。
すると、やっと離される唇。
「ぷはあ! はあ! はぁ!」
私は、その場にドサッと倒れると喉を掌で包みながら腹で息を吸った。
「はあ! はあ、あ……!?」
すると唐突に私の口内に高杉の指が一本入れられた。
「飲めよ」
指が入った私の口は、自然と開いてしまう。
そんな口に、何かの飲み薬が放り込まれた。
途端に抜かれる高杉の指。
指と入れ替わるように高杉の舌が入ってくる。
「うぐっ、んぐぅっ」
舌をくるしいほど奥まれ入れられ、私は、
ゴクッ
薬を飲んでしまう。
「ゲホッ、ゲホゲホッッ!」
一体私は、何を飲まされた。
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スカピイース - 続きを求むでござうもさもさ!!!まじで! (5月13日 3時) (レス) @page32 id: 57544f6bb8 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年2月28日 11時) (レス) @page32 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 最期が分かりませんでした。 (2017年12月1日 17時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
坂本優希 - ヤダ焦らしプレイですか?ノれないですね。人生は何事もノリとリズムですよ!(何 を 言 っ て い る ?) (2017年11月25日 21時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
きき - 終わりッスか!? (2017年8月15日 12時) (レス) id: 0633731848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:またにゃん | 作者ホームページ:
作成日時:2014年4月17日 22時