【REBORN】私のご主人は、王子です。 (ページ11)

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第九話：決着２ページ11

時は戻り数十分前―――――――

『(あ、き、た)』

冷静な顔でジェラーロの攻撃をかわしているが脳内はそんなことを考えていた

『(なんなんですか、この攻撃は！単純すぎてすぐに先の先の先まで読めてしまう。あぁなぜ私はこのようなことをしているのでしょう。優雅に紅茶を飲むはずだったでしょう！)』

「ずいぶんと辛そうな顔をしてるわね」

『えぇさすがですよ色々と。(めんどい、喋りたくない、早く終わらせたい、でも武器は使わないって決めたしなー。どうしよう)』

「これで終わりよっ！」

ライフルを取り出したジェラーロは引き金を引いた。

『おいおい、やり過ぎじゃないですか。お城中に聞こえてしまいます』

「そんなの関係ないわ！あなたを殺せるのなら！」

『私は、そんな簡単に殺されませんって』

余裕の笑みを浮かべながら銃弾の嵐をかわすA。
その時、一瞬だけその笑顔が消えた。

「！・・・・・・・どうゆうこと」

ジェラーロは、指先をピクリとも動かすことができなくなっていた。

『体は正直ですねー。おもしろすぎる』

「どうゆうこと！なんで動かないの！」

『簡単な話ですよ。殺気をあなたにかけました」

「けど！なんで！精神には大丈夫よ！」

『貴方の細胞に殺気をかけました。これでＯＫですか？』

「そんなことできるわけがないわ！」

『それができてしまったんですよねー、天才なんで←』

『だから言ったでしょう。簡単に殺されないって(クスッ』

「何者なのよ、貴方。ほんとに人間？」

『どうでしょうねー。そう願いますけど』

『あぁ、あと。今日貴方達が私たちを殺しに来ることは知っていました。残念ですね。』

「・・・・・・」

『さよなら、ジェー・・何とかさん』

「ジェラーロよ！殺す！つぎこそ殺す！」

『あーはいはい。頑張ってください。』

そういってAは、去って行ったのである。