【REBORN】私のご主人は、王子です。 (ページ2)

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プロローグページ2

森の奥深くに佇んでいるイタリアンマフィア・ボンゴレファミリー最強と謳われる独立暗殺部隊
その名をヴァリアー。その、城(アジトというべきか？)のある部屋で一人の少年と一人のオカマの話し声が聞こえた。
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「んもう、ベルちゃんったらこんなに部屋を汚して～、これじゃボスに怒られて当然よ」

「うっせえよカマ。てゆうかちゃんズケすんな」
ここの部屋の主であるベルフェゴールは、ムスッとした声をあげた。

さきほどあった幹部会議で珍しくボスであるXANXUSが顔を出した。そして、こう一言
「ベル、部屋をかたずけろ。衛生的に悪い」

人のことなど気にしないボスがそういったのだ。

作戦隊長であるスクアーロは、ただちにルッス―リアとかたずけろと命令を出した。
ベル本人は嫌そうにしていたがXANXUSが殺気の混じった低い声で『ベル』

っと言ったときには、ルッス―リアをわしずがみにして会議室から自室へダッシュしていた。

もちろん、何処かの国の王子様が掃除をするはずもなく、ルッス―リアが綺麗にしたばっかりのソファに寝転んでいた。

「まったく、さすが王子様ね。」

「だろ、使用人に任せて俺は、殺って殺って殺りまくるだぁ～け♪しっしっし」

ルッスは、ため息をつきつつ資料が散乱したデスクの引き出しを開けた。

「(あら、これ何かしら？)」

ルッスは、引き出しの奥に大切そうにしまってある美しい装飾を施された小さな箱を取り出した。
その箱を開けてみると出できたのは、三日月に座って顔をこちらに向けている猫のブローチだった。

「ベルちゃんセンスのいいブローチね♪」

「ん、あぁそれ。昔の使用人にもらったんだよ。」

「使用人にっ!？…ベルちゃん。その使用人って何者？」

「なんでそんなこと聞くんだよ。」

「だってベルちゃんが、いちいち使用人から貰った物を大切にするわけないわ。んで、どんな子だったの？まさか初恋の子！とか、そのブローチに呪いがかかってる！とか。」

「二つ目人物関係ねぇーだろ！…まぁ、最初のは合ってるけど…///」

「キァァ～～もう、ベルちゃんったら顔赤くして！お話聞かせてちょ～だい♪」

「しししっしょうがねぇーな。引き出しの中に手紙入ってただろ。ソレ持ってきて。」

「んふふ～、楽しみだわ―」

拝啓、ベルフェゴール様――――