第76話 調子狂う ページ32
「いいか二人とも、私に何かしてきたらサツ呼ぶから」
尾&久「は…はい…」
やりすぎだって？いや、これくらいが丁度いい。こうでもしないと云うこと聞かないからな
私は部屋の中心にぶら下がってる紐を引いて電気を消した
「おやすみ」
尾＆久「おやすみ…」
私は二人から反り返り、目をつむった。こうすれば相手からは顔が見えにくい
瞼を下ろし、夢の世界に入ろうとした…
が
なかなか寝付けない。ホテルや旅館の布団は品質は良いものの、自分が普段使ってる布団の感触と違うから、眠りにつけない
どうしたものか
後ろから二人の寝息が聞こえてくる
熟睡か。羨ましいな
スマホの電源をつけてロック画面を見ると夜の1時を回ってた。流石に寝ないとまずいな
私は気分転換に、二人を起こさないように部屋を出た
確かこの旅館は最上階にプラネタリウムがあると聞いた
24時間運営してるらしい。一人で星を眺めるのも、また粋なものだ
私はワクワクしながらエレベーターに乗った
・
・
・
勘右衛門side
なかなか寝付けない…
時間を見ると、夜の1時を回ってた。兵助は長いまつげを下ろしてぐっすり眠ってる
よく眠れるよな
俺は立ち上がり、障子を開けてお茶を一杯飲もうとした
玄関に目を落とす
Aのくつがない。どこかへでかけていったのか？
まあ俺も寝付けないところだから最上階のプラネタリウムでも見に行くか
いくら5月でも夜は冷える
俺は羽織を持って兵助を起こさないように部屋を出た
・
・
・
主人公sideに戻ります
「寒いな」
羽織を持ってくればよかった
しっかしキレイだな。満点の星空が私の頭上で広がる
プラネタリウムだと言っても、屋上の天井を広げて夜空を見つめるだけだ
だからこれは営業？と呼ばれるものではないのが本当なのかもしれない
だが人工的なプラネタリウムよりも、生き物の呼吸が感じ取れて私は好きだ
涼しい風が肌を撫でる
気持ちがいいな
きい…
急に屋上の扉が開く。私以外にも客が来るとは
そう思ってドアの方へ目を凝らした
あの特徴的な髪型はまさか
尾「あ、Aここにいたんだ」
何でいつもコイツに遭遇するんだ
尾浜はゆっくり私の隣に立って、星空を見上げた
尾「きれいだね…」
そういった彼の瞳に一つに宇宙が広がる
たしかにきれいだ
「っくちゅ」
くそ、らしくもない嚏をしちまった
尾浜はびっくりした顔で見てる
笑いたきゃ笑え
そう思った私の肩に
尾「寒いでしょ？これ羽織って？」
彼が星空に映えてる
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竹林寺(プロフ) - アオハルかよ！さん» この小説の皮肉の部分がそれですよね笑 私も書いてて悲しくなりますが、どうか顔で夢主ちゃんを好きになる人達を嫌いにならないでくださいね！ (2020年1月5日 17時) (
レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
アオハルかよ！ - やっぱ顔なんだな〜って思い知らされました(´TωT｀) (2019年12月29日 23時) (レス) id: eff87a002c (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - 竹林寺さん» はーい(^^) (2019年12月27日 18時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺(プロフ) - 笹蔵さん» 笹蔵さーん！コメント有難う！恋川くんと八尾くんのイラストお願いしまーす！あと夢主ちゃんも！ (2019年12月26日 23時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - どうも！笹蔵です！竹林寺さんとは昔からずっと友達で、絵師をやってほしいと頼まれまして…どうぞ宜しくお願いします！ (2019年12月24日 17時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹林寺 | 作成日時：2019年8月27日 11時
