第53話 決意 ページ7
久「…………」
顔は暗くてわからないが、シルエット的にコイツは兵助だろう。
兵助は私の制服の裾を引っ張った。
「何？」
私は兵助を見つめた。ずっと無言のままだ。何か喋ってくれよ。
すると
久「こっち来て。」
兵助は私の手首を掴み、強引に引っ張ってきた。
こんなことするなんて、兵助らしくないな。
クラゲコーナーから出ると、視界が若干明るくなる。
兵助はずんずんと速い足取りで進んでいく。兵助の足取りに合わせようとするが、つまずきそうになる。
私への配慮が全く無い。どうしたんだ。
「兵助、どうした。手首離せ。」
久「…………」
兵助は黙りこくったままだ。耳の方へ目をやると、真っ赤にしていた。
私はわけがわからないまま兵助に引っ張られた。
周りを見渡すと、何故か人気がない。
そうかもうじき、アザラシとイルカとペンギンのショーがあるんだったな。
兵助はなにかするためにこの時間帯を選んだってわけか。なるほど
すると兵助は歩くスピードを落とし始めた。
私は兵助の行き先に目を凝らした。
たしかあれは
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兵助side
言うんだ。俺。
恋川とAが楽しそうに笑ってるところを偶然見かけた。勘右衛門は気づいていなかったけど
二人共すごくお似合いで、俺なんかの存在が薄れるほど。
それが俺の独占欲を駆り立てた。
彼女を独り占めしたかった。俺にもあんなふうに笑ってほしいと思って
強引にAの手首を握り引っ張った。
二人で抜け出し、誰もいないところに行きたくなったんだ。
こんなタイミングで言うつもりはなかったけど、
好きです。
この胸を焦がすほどに
俺はAに恋してる。
俺は大水槽に向かった。
今の時間帯人気がないのも若干狙っていた。
「兵助、私をここに連れ出した理由は何？」
Aは不機嫌そうに言った。
悪い事したな…
でもこのくらいが丁度いいのかもしれない。
言うんだ俺
久「それは…」
言うんだ
早く
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竹林寺(プロフ) - アオハルかよ！さん» この小説の皮肉の部分がそれですよね笑 私も書いてて悲しくなりますが、どうか顔で夢主ちゃんを好きになる人達を嫌いにならないでくださいね！ (2020年1月5日 17時) (
レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
アオハルかよ！ - やっぱ顔なんだな〜って思い知らされました(´TωT｀) (2019年12月29日 23時) (レス) id: eff87a002c (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - 竹林寺さん» はーい(^^) (2019年12月27日 18時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺(プロフ) - 笹蔵さん» 笹蔵さーん！コメント有難う！恋川くんと八尾くんのイラストお願いしまーす！あと夢主ちゃんも！ (2019年12月26日 23時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - どうも！笹蔵です！竹林寺さんとは昔からずっと友達で、絵師をやってほしいと頼まれまして…どうぞ宜しくお願いします！ (2019年12月24日 17時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹林寺 | 作成日時：2019年8月27日 11時
