検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:3,002 hit

3話 ページ3

柊人さんは、3人の人獣を連れて慌てたように戻ってきた。

柊人「何回も出入りしてごめんね……!」

咲也「い、いえ…」

柊人「じゃあ、説明会を始めます」

咲也「はい…!」

さっきも朝食を持ってきてくれたバンさんに、オレンジ色の髪の人と、少し青みがかった黒い髪の人の方を見るように促してくれた。

柊人「まず、この3人の紹介ね」

ほら、と促されて順番に自己紹介をしてくれた。

天馬「……天馬。よろしく」

万里「俺は万里。よろしく〜」

紬「紬です、よろしくね」

咲也「よ、よろしくお願いします」

柊人「まぁわかってると思うけど、咲也くんより先に引き取ってた子たち。ちなみに、万里は12歳で咲也くんと同い年だね。天馬は1個下の11歳、紬は18歳。今のところ最年長かな。」

確かに、紬さんは少し大人びて見える。

万里くんも大人びたところがあるけど、子供っぽい笑顔だ。

天馬くんは、確かに少し子供っぽいな、と思う。

少し照れているようであまり笑わないけど、柊人さんに話しかけられたり、万里くんと話しているときに嬉しそうに笑う。

柊人「3人の紹介はこんなもんかな。じゃあ次、この家のことについて__」

?「柊人さーん!!」

咲也「?!」

誰かが向かい側の家から叫んできている。

どうやら女の人みたいだ。

柊人「はぁ……何ー?どうかしたの?」

?「この子言うこと聞いてくれないんですー!」

柊人「またか……全く…あ、そうだ。折角だから、交流するためにも3人が家のこと教えてあげて。」

天馬「わかった」

万里「へいへい」

紬「わかりました」

柊人「じゃ!あと頼んだよ!!」

そう言ってまた部屋を出ていった。

外を見ると、急いで駆け寄っていく柊人さんが目に入った。

あの人はあそこで働いているんだろうか?

『梶原動物病院』と書かれた看板が立っている。

柊人さんはそのまま中へ入っていってしまった。

紬「……じゃあ、家の中を見て回りながら説明しようか。」

咲也「は、はい!」

それから15分ほど、家の話や柊人さんの仕事の話をしてくれた。

やはり柊人さんはあの病院で働いているらしい。

元々ご両親がやっているらしく、高校を卒業してからあとを継いだそうだ。

たまに飼い主さんたちが捨てられた人獣の話をするため、気になった人獣を引き取りに行っている、と教えてくれた。

4話→←2話


ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
設定タグ:A3! , 男主 , 人獣   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:珠洲紅雪 | 作成日時:2017年8月9日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。