【青エク】魔神の娘のはずなのに悪魔の孫になりました【魔入間】 (ページ42)

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悪食の指輪-その2- ページ42

そして時間は戻る

ジ「指輪？…と言うか…」

『は、外れない！！なんで！？』

Aは一生懸命右手の中指から金の指輪を外そうとするが取れない

『あの…』

Aが助けを求めようとして皆に近寄ろうとするが全員ビクッとなりAから離れる

『なんで皆！離れるですか！！うぅ…』

Aはもう半泣き状態だった

エ「だってそれ…」

エリザベッタに言われて指を指されている方を見ると肩に黒い影がちょこんと乗っている

『うわぁ！？何これ！！何これ！！』

どうやらこの黒い影はAの身に付けている指輪から出てきているらしい
それを取ろうと必死になって振り回すが何にも現状は変わらない

『わぁ！！先生！！先生！！取って！！取って！！』

カ「えぇい！！寄るな！！バカ者！！！」

助けてもらおうとカルエゴに近寄るが近寄ってきたAから逃げるように遠ざかるカルエゴ

そうこうしているうちに黒い影が空に向かってうなり声をあげる

「ヴォォオオオォォオ!!!!!」

その声はたちまちバビルスの方にも届く程凄まじい声が響き渡る

ガ「まるで断末魔の叫び声でござるッ！！」

ジ「ひっでぇ！！」

『皆、どうしたの？大丈夫ですか？』

だがそんなうなり声が平気な人物が一人だけ居たAである

リ「Aちゃん！？平気なの？？」

『はい』

リ「じゃあ早くなき止ませて！！」

『わ、わかった…やってみる(泣き止ませるってどうすれば…ハッ！)』

Aは黒い影を赤ん坊のように抱き上げてあやす

『こんな感じでいいかな！？よしよしいい子だね！』

リ「口とか塞げって意味だよ！！」

『多分お腹が空いてるんだと思うんだけど…』

リ「なんで鳴いている理由が分かるの！？」

『誰か食べ物ください！もしくは子守唄！』

ク「子守唄！ねんころねんころころこり～～♪♪ころりとないたらほんとにころころこり～～♪♪」

ア「騒音が増えた！？」

リ「そっちの口も塞げ！！」

ジ「あっでも和んでるぞ
ノリいいな！」

機嫌が良くなったようでゆらゆらと動いている

ガ「菓子ならここにあるでござる」

リ「写真取ろう」

カ「楽しむなッ！貴様等！」

ｻﾌﾞ「よし己に任せい！」

この自体を何とかしようとサブノックが声を上げた

『あ、危ないよ』

ｻﾌﾞ「案ずるな我がライバルよ
こんな黒煙引っこ抜いて…」

話し終わる前に黒い影がサブノックに触れると膝から崩れ落ちた

『サブノック君ッッッーー！！！！！』