飛行試験-その4- ページ38
「ギャア！」
巨大な怪鳥は顔を近づけるとAの顔にすり寄る
『あっははは！くすぐったいよ』
巨大な怪鳥が背中を向ける
『乗せてくれるの？』
「ギャア！！」
Aの問いに答える巨大な怪鳥
『じゃあ失礼するね』
Aが背中に乗ったのを確認して巨大な怪鳥が飛び立つ
『え！？ど、どこに行くのー！！！』
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一方サブノックはと言うと瀕死の状態でいた
ｻﾌﾞ(抜かった！！失態だ！このままでは魔王になる前に己は死ぬ！！)
サブノックの目の前にサブノックを瀕死にした元凶である“金剪の長”を前にしてサブノックは思ったのと同時に軽い走馬灯が頭の中を過っていた
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幼ｻﾌﾞ「まおうよげんのしょ…
かのものあまねくしゅ…をはいかに…めちの…
ばん？…ばんぶつを…しそのみぎてには…」
「また魔王のお勉強ですか？
サブロ様はどうしてそんなに魔王になりたいのですか？」
幼ｻﾌﾞ「己が…」
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ｻﾌﾞ(魔王になりたい理由は…)
長は容赦なくサブノックに攻撃を仕掛けるがなんとか踏みとどまるサブノック
ｻﾌﾞ「ぬッ！(金剪の長！成る程金を着ているがごとき頑丈さ！！)」
サブノックは自分の首に掛けてある金を噛むと金の大斧が現れる
“サブノック家系能力”
噛んでいる物質と同質の武器の創生
ｻﾌﾞ「己はこんな所で終わらぬッ！(己が魔王を目指す理由は…)」
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ｻﾌﾞ父「サブロ
お前は魔王となるべく生まれたのだ
我が家系の悲願を果たせ」
幼ｻﾌﾞ「ハッ！」
宿命?
ｻﾌﾞ兄「さらばだ…サブロ
いつか魔王の座をかけて戦おう」
幼ｻﾌﾞ「兄上！」
因縁?
ｻﾌﾞ妹「兄様…どうか魔王になって…絶対ですよ」
約束?
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ｻﾌﾞ「そんな理由一切ないわ！！(己が魔王を目指す理由は…)
ただ
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作者名：エイボン | 作成日時：2020年5月1日 22時
