飛行試験-その5- ページ39
サブ「悪魔に生まれたからにはその頂点に立つのが一番カッコイイのだ!
己は上を目指す意思を持たないカッコ悪い悪魔にはならない!!」
だがサブノックの体力はそこに尽きかけていた
遂には長の前で仰向けで倒れる
サブ「(後悔などせん)野望に従いここに来た!…己は最後まで自分の意思を貫いたのだッ!!」
『サブノック君ッ!!』
倒れていたサブノックの前にAが現れる
サブ「A!?」
倒れていたサブノックを急いで運びなんとか間一髪で長の攻撃を避ける
『大丈夫?怪我はない!サブノック君!』
サブ「ヌシ!どうしてここに!」
『えーと上からサブノック君が襲われてるのを見えて…いても立ってもいられなくて』
サブ「はぁ!?上って…」
Aの背後に長が襲いかかるが途中で動きが止まる
『…え?』
長の前には先ほどの巨大な怪鳥が飛んでいる
サブ「あれは長の子供か」
『え?あの子…長の!?』
サブ「(何にせよ…今が好機!)今の内に攻撃を…」
『長さーん!』
攻撃をしようとしたサブノックだったがAが急に長に向かって声をかけるのを見て思わずずっこける
サブ「ヌシッ!」
『お子さんの足はもう大丈夫ですよー!
心配しないでください!私達何もしませんから!』
サブ「は!?」
だが長はサブノックの手に持っている武器をじっと見ている
『ね?…お願い…置いて…サブノック君』
サブ「〜〜〜〜!!」
Aのお願いに渋々と言った感じで武器を下ろしてAと一緒に手を上げてなにもしないアピールをする
長は自分の子供を見てからA達に向かって頭を下げた
サブ「長が頭を…」
『そんな頭なんか下げなくてもいいですよ
当然のことをしただけですから!
ありがとう…サブノック君…武器を下ろしてくれて』
サブ「ッ…(これが…特待生Aか…)」
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そしてゴール地点の高台では
クラス全員とカルエゴが揃っていた
カ「それではこれより
するとカルエゴの肩に梟が止まる
カ「
貴様等の行動を監視考察していた彼の胸の袋に手を入れれば
カルエゴはそう言いながら
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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時