飛行試験-その1- ページ35
カ「会議の日に濡れ衣で捕まって…
不在の間に貴様等の担任を押し付けられたのだ…」
物凄い形相でAを見るカルエゴ
『…しゅ、しゅみません(先生の顔を見ることが出来ない)』
カ「外へ出ろ!アホ共!授業を始める!」
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場所は変わって学校裏の高台
そこに問題児クラスの全員と担任であるカルエゴが居た
カ「前回の召喚試験とこの授業の結果で貴様等の
内容は谷奥の旗までの競争だ」
カルエゴは看板を見せながら言う
看板には囀ずり谷コースと金剪コースと書かれた2つの道があるようだ
囀ずり谷コースの方は緩やかな道が描かれているが金剪コースの方はトゲトゲしい岩山がびっしり描かれている
『(登山?…授業にしては少し変だな)』
カ「無数にそびえる巨大な岩山と巣を守る怪鳥避けて進め」
「はい!使い魔先生
鳥への攻撃はアリですか!」
カ「構わん…殺しすぎは減点だがな
後、次に使い魔先生と言ったら殺す
加えて今年は“囀ずり谷”をのみコースとする」
サブ「なッ!待て!“金剪の谷”も通過コースだろう!!」
カ「あぁ何故か金剪の“長”の気が立っていてな
今「金剪」は立ち入り禁止なのだ」
サブ「なっ!らっ!ぬっ!己は絶対“金剪”にする!金剪でなければ意味がないのだ!!」
カ「知るかッ!コースに変更はない!総員準備!」
『(準備?)』
ク「エギー先生は?」
カ「私は後から追う」
そう言うとカルエゴの背中から蝙蝠に似た羽が出てくる
『え!?準備ってまさか…』
驚いているAを他所に全員背中から羽を出している
カ「用意はいいな!では只今より飛行試験を開始する!」
『嘘!?』
カ「翼を広げろ!!」
『いや、ちょま!』
カ「位置について用意!スタート!!」
カルエゴの言葉を合図に各々飛び立つ問題児クラスの全員に押されて崖の一歩手前でなんとか踏みとどまる事が出来たA
『セーフ』
カ「早く行け」
だがカルエゴに押されてそのまま崖に落ちていく
『嘘オオオオ!!!!!』
カ「よし」
少しスッキリした顔で小さい小悪魔のような生き物の頭を押すと大画面のテレビの姿へと変わった尻尾が椅子となっておりそこへ座るカルエゴ
カ「さて
今年の新入生はどうでるか」
そう言ってリモコンをピッと押すと大画面にアイマスクをした男子生徒があくびをしている顔が名一杯写し出された
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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時