【青エク】魔神の娘のはずなのに悪魔の孫になりました【魔入間】 (ページ34)

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問題児クラス-終- ページ34

『(物理的に)受け止めてる！？』

ア(でかっ)

ク「でかっ！」

ｻﾌﾞ「よいか！特待生！先に“ヨド”となり魔王となるのはこの己(うぬ)だ！
ヌシもいずれ己(うぬ)の前に跪くことになろう！」

『…あのすみません
“ヨド”って何ですか？』

ｻﾌﾞ「“ヨド”とは悪魔の最高位階(ランク)！ヨドの中から魔界の主たる“魔王”が選べる！！」

“魔王”
魔界の支配者にして全てを牛耳る悪魔の王
しかしその席は数百年間“空席”となっている

ｻﾌﾞ「己は魔王になる！この為には位階(ランク)がいる！故に己より位階(ランク)が高くなりそうなやつは全員気にいらん」

サブノックは自分に刺さっていた刃物の一つを指で破壊する

『(指で剣を…)』

「それで教師に喧嘩を売ってこのクラス入りだもんね」

黄色い髪の男子生徒が答える

ｻﾌﾞ「高位階(ハイランク)を倒すのが一番の近道と思ったのでな！
しかしヌシは何だ！派手なのは噂ばかりで魔王魔の字も知らぬのか！
ヌシはそれでも悪魔か！？」

『…そ、それは』

サブノックの気迫に負けそうなAの前にアスモデウスが立つ

ア「それ以上の無礼は口を慎め、サブノック」

ｻﾌﾞ「出たな！アスモデウス！
入試首席！使い魔はゴルゴンスネークを召喚したと聞く！
だが！己は水馬(ケルビー)を召喚した！足がある分お前より凄い！」

ア「どんな理屈だ！それは！」

ｻﾌﾞ「まぁ特待生の従僕になった時点で己のライバル候補からは脱落済みだが！」

ア「いるか！そんな称号！それと私は従僕ではない！私はA様の“おトモダチ”だ！！」

「何かしら？」

「聞いたことないでござる」

ｻﾌﾞ「オト…？」

ア「教えてやろう！」

『アズ君！そんな言うほどでも…』

ア「“おトモダチ”とは共に時を過ごし苦楽を分かちそしてその方の為ならば命を賭す血の契約なのだ！！」

『凄い脚色されてる！！』

ｻﾌﾞ「オト…モダチ…！？(なんか凄そう！！)」

『そして効いてる！？アズ君…ちょっとそれは大袈裟すぎるよ』

ワァワァと騒いでいると教室の扉が開かれ
担任の教師と思われる人物が入ってくる
その人物はAには物凄く見覚えのあるカルエゴであった

カ「喧しいぞッ！貴様等！外まで丸聞こえだ！もっと粛に出来んのか！」

『カルエゴ先生』

ク「エギー先生が担任なの！！」

カ「お陰さまでな！」