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“使い魔”召喚-その3- ページ23

「危険はないんですか?」

カ「愚問だ
使い魔の召喚は“隷属可能な種族を呼び出し使役する”もし使い魔が主人に刃向かえば処罰(しつけ)が下るそれ程までに濃い血の契約なのだ
心してかかるように」

ア「敵意丸出しですね あの男」

『まぁ…仕方ないよね』

ア「ご命令とあらば特攻しますが!」

『やめようね』

ア「そうですか…」

『なんで落ち込むの!?』

カ「早く並べ!!」

そして順序よく次々と使い魔召喚は進んでいった

『凄いな』

「おぉーすげえ!」

「流石アスモデウス」

Aはアスモデウスの方を見るとアスモデウスとその側に翼の生えた巨大な蛇が居た

ア「A様!」

『凄いカッコいいね!アズ君!』

ア「有り難きお言葉!
しかしA様がこれから召喚する魔獣に比べたら」

『それはどうだろう…』

カ(ゴルゴンスネーク
流石はアスモデウスの家系といったところか…
あの実力でAに負けたのか?
まぁすぐにわかる)

そして遂にAの番がやってきた

『(いよいよ私の番か…
と言っても悪魔としての力は覚醒してないから多分魔力無いんだけどな…
もし出来が悪いと退学って…待て退学?
そうだよ!学校側から退学にしてもらえばいいんだ
よしどうか召喚されませんように)ふふっ』

「なんか笑ってなくね?」

「余裕だな 流石特待生」

カ(ヘラヘラしぉってぇ奴にそっくりだ
喧しく節度がなくマイペース
私の三大嫌悪凝縮したあの阿保理事長に!!
気まぐれで給料を減らす
自作の可愛い説明セットを押し付ける!
挙げ句の果ては入学式の進行も無茶苦茶にしやがって
まぁいいこの行事の権限者は私だ
少しでもヘマをしたら即退学してやる!
ご自慢の孫をな!!)

と思わないところで2人の思惑は合致してはいるが
召喚とは
悪魔が使役する儀式または人間が悪魔を使役する儀式だ

Aは半分人間でありなおかつ魔神の血を引くハーフ

そして羊皮紙にはカルエゴの印が入っている

そこから導き出される答えは…

『出たッ!?これが私の使い…魔……!?』

カ「!?」

ナベリウス・カルエゴを使い魔として召喚したのである

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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時

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