Story26 ページ29
幼かった私はただ混乱し、
母の鋭い眼差しに
胸をザワつかせる事しか出来なかった
「え、、お母さん、、？」
母「いい？A
港にある船であなたはこのまま海に出なさい
海は広い、、！
あなたの事を愛してくれる人が
必ず現れるから」
「やだよ！！
お母さんとお父さんも一緒に逃げよう！？」
この時の私は
何から逃げればいいのかは分からないが、
母の「逃げろ」という言葉に
今までにない、不安な気持ちを抱いていた
父「A、お父さん達は
必ずお前を迎えに行くから」
そう言うと
父は私を落ち着かせるように優しく頭を撫でる
母「さあ、A、行きなさい
これから何があっても振りかずに走るのよ」
父と母が私の身長に合わせるようにしゃがみ、
ぎゅっと2人に強く抱きしめられる
私から体を離すと、
私の大好きな笑顔で父と母はふわりと笑った
その笑顔は今までに無いくらい綺麗だった
風が2人の髪を揺らし、後ろには青い空が見える
これから起こることとはまったく無縁に感じるほど
全てがゆっくりで、綺麗だった
もう会えないという嫌な考えを無理矢理振り払い、
溢れそうになった涙をぐっとこらえると
私も精一杯の笑顔を向けた
その笑顔を見て安心したように笑った2人の後ろで
何か、黒いものが動いたような気がした
両「「愛してる」」
その声と笑顔を最後に、
私は背中を押されて駆け出した
後ろからは数え切れないくらいの銃声が響いていた
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にこ柚子(プロフ) - 霧雨煙雨さん» ありがとうございます！頑張って更新していきます！ (2018年7月28日 0時) (
レス) id: ea47cffd51 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨煙雨 - これからも頑張って下さい！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 66b771d37a (このIDを非表示/違反報告)
にこ柚子(プロフ) - 來悟さん» 嬉しいです！ありがとうございます。頑張りますね！ (2018年6月30日 14時) (レス) id: ea47cffd51 (このIDを非表示/違反報告)
來悟(プロフ) - 応援してます！更新頑張ってください！ (2018年6月24日 7時) (レス) id: a6c79c7d3c (このIDを非表示/違反報告)
にこ柚子(プロフ) - 酒恋女さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！泣 これからも頑張って更新していくので、最後までお付き合い頂ければと思います。エースとの恋も楽しみにしていて下さい！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: ea47cffd51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ柚子 | 作成日時：2017年12月28日 19時
