海賊狩り VS 銀狼 揚げ鳥様リクエスト ページ16
「……!」
『……うっ、そー……』
暁凪。毎度(?)の事ですが、
──トリップ致しました。
それも、社長と一緒に。
「何だ? 凪、此処は──、一体何処だ?」
『えと、……判りません』
「……そうか」
私達が立っているのは、何か暗くてじめじめした処だった。……何か、見た事あるような。
社長は其処らの植物を千切り、まじまじと見つめた。
「この様な植物……見た事がない」
『え?』
社長から渡された葉を見てみると、確かに見た事がない。……いや、違う。見た事がある。でも、何だったのかは判らない。
私は空を見上げた。そして理解した。
此処、ワンピースの世界じゃん。
此処、シッケアール国か王国か知らないけどゾロの修行場所じゃん。
『嘘だろぉ……』
「?」
『何でもないです』
いや、待て待て。若しかしたらゾロは居ないかもしれない。序でに鷹の目も居ないかもしれない。
「あん? お前ら……何者だ?」
オワタ。
「武装探偵社社長、福沢諭吉だ。貴殿は?」
「ぶそ……ん? ……あァ、まあいい。俺はロロノア・ゾロだが。何で此処に居る?」
「ロロ……外人か? 此処には気づいたら居た」
「気づいたら?」
ゾロがあからさまに何云ってんだ此奴、みたいな顔を向ける。
私はもうヤバいくらい緊張していた。やべぇ、何がヤバいって凡てがヤバい。
「ロロノア。何をし──」
『た、』
鷹の目、ジュラキュール・ミホークが目を見開いて此方を見ていた。
NOside
咄嗟に福沢は凪を引っ張り、一緒に転がった。その数舜後に、その場所には亀裂が出来た。
ミホークが斬撃を飛ばしたのだ。あのままだったら凪は確実に死んでいた。
す、福沢の目が細くなる。
──強い。
「貴様……おれの斬撃を避けるか」
「待った、私達は貴殿らに危害を加える心算はない。話を聞いてくれ」
『おっ、おえ……いきなり斬撃飛ばしやがってこのぉ……』
「──は?」
福沢は思わず凪を見た。自分の聞き間違いでなければ、彼女は斬撃を飛ばした、と云った。
──斬撃とは、飛ぶものだろうか。
「名は」
「……福沢、諭吉だ」
「フクザワ。其処の血気盛んな莫迦と戦え」
「は!?」
「何?」
ゾロと福沢の声が重なる。
「おれが戦いたいが、生憎そいつの修行中なのでな。弟子に先手を譲ろう」
「待てよ、何で俺がこのおっさんと」
「その男、おれと同じくらい強いぞ」
「……やろう」
「待ってくれ」
海賊狩り VS 銀狼 弐→←探偵社で王様ゲェム・アリス様リクエスト
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とあるアニメーター - マジですか!!!ありがとうございます!お願いします! (2020年1月21日 21時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - とあるアニメーターさん» へえーいいですねえ!やらせて頂きますとも、何かかなり滅茶苦茶な展開になりそうですが……(笑)。 (2020年1月21日 18時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
とあるアニメーター - そうですか!良かったです!リクエストで、そうだ、番外編作っちゃおう!と思った今日この頃の第3段を記念して…。みたいな感じで、今日この頃シリーズで出てきた文ストキャラ達をたくさん出してほしいです!こちらも長めになって良いので、よろしければお願いします! (2020年1月21日 18時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - とあるアニメーターさん» ええ勿論!ちょっと遅くなるかもしれませんが番外編もとうとう三!……ひええマジかあ。 (2020年1月21日 17時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
とあるアニメーター - この番外編、続編行きますか? 続編作って頂けたら、またリクエストしたいです。 (2020年1月20日 21時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作成日時:2019年7月6日 21時