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タイトル未定 ページ32

紫 side









「あ!あの人!」









駅前で路上ライブしてる2人の男子高校生を指さして、タツは声を挙げた。

つられるようにそちらに視線を向けると、1人はタツと同じ高校もう1人は俺と同じ高校の制服を着ている。

そして俺と同じ高校の制服を着ている男の子は、この前すばるを探していた丸山くんやった。









「あの先輩、この前言うてたギター弾いてた人やで」


「奇遇やな。俺、もう片方知ってんで」


「うそ!?」


「ホンマや。確か2年の丸山っちゅう奴」









ふーん、と視線を2人に向けるタツ。

丸山くん達は楽しそうに歌っている。









「あの先輩安田章大先輩言うらしいねん。学年主席の天才肌やのに、楽器も出来て、羨ましいなぁ」


「お前もやったらええやん。楽器なら家に腐るほどあるやんけ」


「やってるよ。でも趣味やで、趣味。

こんな本格的にはやってへんよ。信ちゃんはせぇへんの?」


「勘弁してくれや。こういうの苦手やねん」









もう少し見ようとタツが言うから、邪魔にならへん所で2人の音楽を楽しんでいた。









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∞章いちご∞(プロフ) - 大好きです。この章説。続きを書いてほしいです。更新楽しみにしてますね! (2016年8月15日 8時) (レス) id: 71e837c081 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぷちーの | 作成日時:2016年7月12日 22時

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