しっくす。 ページ6
次の日の13:00。
ガチャ、ガチャ。ガチャン!
万「A〜準備できたか〜?」
「うん、早く行こ、万里!」
万里には合鍵渡してあるから自由に出入りできる。
あ、私母親が単身赴任してる父親が心配だからアメリカに行ってて6歳離れてる兄は彼女さんと同棲中で誰も家にいないんです。
万「今日の服、いつもより気合入ってるな」
「そりゃ普段から万里がお世話になってるとこに行くんだからね」
白いブラウスにベージュのハイウエストボトムス。淡いピンク色のロングカーデ。淡い水色のバッグ。
いつも滅多にしない化粧も今日はする。
髪も少し巻いた。
うん、変じゃないはず。
万「可愛いけど…足が見えすぎるのがちょっとな」
「出せるうちに出さないと。年取ったらただえさえ醜いのにどんどん醜くなっちゃう」
出せるものは今のうちにね☆
万「……気をつけろよ」
「あっれ、ヤキモチですか万里くん」
万「ばっ!!!…悪りぃかよ」
「ううん、嬉しい。大好きだよ万里」
万「っ//またお前は…//俺も大好きだぞ、A」
あ、照れ顔万里珍しっ。
これは貴重ですなぁ。
写真撮れたらいいのに。
万「…手」
ん?あぁ、繫ごっていう意味か。
幸せ者です、私。
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作者名:奈琉 | 作成日時:2017年12月3日 5時