谷崎くんの台詞+拠点攻略に夢主が居たら 続き ページ3
暫くぼうっと眺めていると
「帰るぞ。」
中原幹部が此方に来てそう云うので、
慌ててはい、と返そうとし、
向こうから声が聞こえてそちらを向く。
「あんたは何もしないのかい?」
相当強いだろうに、と与謝野女医。
『………そうですね。あのまま幹部が
かすり傷でも負っていたら戦いましたけど。』
「有り得ねェな。」
間髪入れずに幹部が云う。
…知ってます。
「…そうかい?妾にはあんたがそう簡単に
手を上げる奴には見えないんだけどねぇ。」
更に云い募られたが、そんな事はない。
『確かに私は無駄に殺しをしたくないし、
正直あの
良いと思っています。
…でも、私にとって中原幹部は……違うんです。
道徳とか悪…、モラルやエゴ、
………そう云うのより次元が上で較べられない。
喩えるなら…誰も神を何かと較べたりしない。
…そうでしょう?
_それが中原幹部の為ならば、
私は喜んでこの瞳で世界中の人々を殺します。』
睨め付けると、怖いねェ、と笑われた。
そうだろうか?
再び帰るぞ、と云った幹部の耳が赤いのが
また可笑しくて笑ってしまう。
可笑しくて可笑しくて……、
「…良い加減にしろ!」
……怒られた。
********************
一度は書いてみたかった話です。
(個人的に夢主は谷崎さんと近いものを感じます)
.
もしも夢主が探偵社員だったら→←谷崎くんの台詞+拠点攻略に夢主が居たら
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こん | 作成日時:2019年2月17日 9時