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エ「………」
えいちゃんはずっと俯いて黙ったままだった
『えいちゃん…?』
エ「…ごめん、A。もっとはやく見つけてあげられなくて…!」
繋いだままの手をぐいっと引っ張られるとそのまま彼の胸に飛び込む形になる
すん、と鼻をすする音が聞こえる
えいちゃんも泣いていた
エ「もうAをひとりぼっちにしない、絶対に」
遠い昔、えいちゃんが言ってくれた言葉を思い出す
エ「A、ずっといっしょだよ」
えいちゃん…
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ワ「…じゃ、俺帰るから。Aちゃんのことよろしくな」
みんな涙でぐしゃぐしゃになった頃、いつのまにか身支度を終えたワタナベさんは私たちの前に立つとそう言って玄関に向かう
『…みんな、ちょっと待ってて』
一言断ってからワタナベさんの後を追う
『ワタナベさん…ありがとう』
ワ「おう。仲良くやれよ」
頭をぐしゃぐしゃと撫でられる
ワ「なんかあったらいつでも帰ってこればいいから。お前の帰る家はここだけじゃないから」
ワタナベさんに会えてよかった
ありがとう、ワタナベさん…
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ワタナベさんいい人
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はち(プロフ) - めえさん» 返事遅くなり申し訳ありません。そう言っていただけて嬉しいです!いろいろありなかなか更新できなくなりましたが、ゆっくりと更新して行くつもりです。続編も愛して頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (2020年2月24日 12時) (レス) id: 72833c8bea (このIDを非表示/違反報告)
めえ(プロフ) - エイジさんの過保護感とマホトさんの親分ぷりに水溜りボンドさん達のやさしさがとても素敵に書かれててとても楽しくみさせていただきましたー!続編もみますー! (2019年4月20日 15時) (レス) id: ddaa62ce9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はち | 作成日時:2018年10月7日 19時