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それから数日あれよあれよという間に私の生活空間は決まりつつあった
引っ越したばかりというこの家は4LDKで私の個室はなく、ほとんどないが私物はえいちゃんの部屋に、当分はリビングにあるソファが私のベッドになった
着替えもしばらく彼らのものを借りることになった
20センチくらい身長が違うえいちゃんの服を着れば袖は絶対にまくらなければ着られず彼は会わないうちにぐんぐんと成長し私はそのままなのだと感じる
えいちゃんは編集とか撮影の時以外はほとんど私から離れることなく常に横にいる
たぶんみっくんたちも意識的にそうしてくれてる気がする
今もえいちゃんは引っ越しの荷ほどきしている私の横でパソコンを開いたりダンボールの中をゴソゴソしたりしてる
エ「明日は俺たち活動再開のための動画撮影行ってくる」
『うん』
エ「Aさ、動画戻ってこない?」
突然の言葉にびっくりして作業している手を止める
エ「俺はAとまた動画やりたい。昔みたいにみんなで」
長く綺麗な赤髪からちらりと見えるえいちゃんの表情は真剣だ
しばらく考える
またみんなと馬鹿なことして笑いあいたい
でも私はここ数年のみんなのことを知らない
そんな私がアバンティーズ に戻ることが今のみんなのレベルアップに繋がるのだろうか
『…今は、動画には出られない』
『…でも、みんなのことを支えたい』
うまく伝えられないな…
えいちゃんはこんなにいろんな言葉をかけてくれるのに…
エ「わかった。じゃあまずは少しずつでいいからサポートにまわってほしい。それで気持ちが変わったらその時考えよう」
頭をぽんぽんと撫でてくれるとまたパソコンの方に集中するえいちゃん
その後みんなが帰ってきてとりあえず明日の撮影に着いて行くことが決まりその日は終わった
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でもまたみんなで動画に出るのが夢なんだ
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はち(プロフ) - めえさん» 返事遅くなり申し訳ありません。そう言っていただけて嬉しいです!いろいろありなかなか更新できなくなりましたが、ゆっくりと更新して行くつもりです。続編も愛して頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (2020年2月24日 12時) (レス) id: 72833c8bea (このIDを非表示/違反報告)
めえ(プロフ) - エイジさんの過保護感とマホトさんの親分ぷりに水溜りボンドさん達のやさしさがとても素敵に書かれててとても楽しくみさせていただきましたー!続編もみますー! (2019年4月20日 15時) (レス) id: ddaa62ce9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はち | 作成日時:2018年10月7日 19時