0-20◆大昔 ページ23
「ここが……本能寺の変の？」
加州「京都本能寺……だね。」
ブランは、中学時代に教諭から嫌になる程言われたことを思い出した。
_もしも、織田信長があの時生きていたら、きっと天下統一していたと本当に思う。_
「なるほど……時間遡行軍の狙いはそれか。」
ブランの考えはこうだ。
時間遡行軍の狙いは、史実通りならばここで死ぬ織田信長を、生き延びる歴史に変えるということ。
「作戦会議……といきたいところだったが。」
五虎退「現れましたね……」
そこには、人ではない禍々しいモノが何体もいた。
加州「じゃ、おっぱじめるぜぇ！」
ブランは、刀を鞘から抜き、構える。
剣術に関しては、父親であるステラに何度か模擬戦を受けたことがあり、知識は並の剣士よりもある。
五虎退「痛かったら、言ってください！」
「喰らえ、時間遡行軍！！」
加州「フェイントに見せかけて攻撃！」
着々と時間遡行軍を倒していく。
が、とある1体が強力な一撃を放つ。
「！！……加州！！五虎退！！」
ブランは、2振りのことを押す。
時間遡行軍の1撃が、ブランの腕に当たる。
「グッ……！！」
「「主！！/主様！！」」
2振りがブランの元へと駆け寄る。
が、「大丈夫だ」と立ち上がる。
「___Mati.」
ブランは、時間遡行軍に会心の一撃をお見舞いする。
「これで……終わりか？」
加州「戻ろう。急いで手入れ……じゃなくて手当しないと。」
五虎退「歩けますか？」
「こんくらいならな……」
こうして、ブラン達は本丸へ戻ることにした。
今ブラン達は、森の中にいる。
そこで、ブランは何かの物陰を見つける。
が、無視をした。
_ _ _
Mati :インドネシア語で「死ね」
(ブランがインドネシア語で「月」だからです。)
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作者名：月夜 | 作成日時：2024年2月5日 18時
