0-12◆揺れる赤髪 ページ15
《シェイア視点》
『え”っ”？”僕が有魂書に潜書を？』
おっと……驚きすぎて、
変な声が出てしまいました……笑
代理『物は試しと言うだろう。よろしく頼むぞ、シェイア・ローズウェイ。』
『お、織田さん……』
織田『まぁ、きばりや。』
『き、きば？』
碧『「頑張れ」と言う意味です。』
『えっ……僕、悲しいです。』
徳田『キミ、嘘泣きしてる暇があったら行きなよ。』
『うっ……僕の演技を見抜かれた。』
碧『いえ、今のはちゃんとした演技ではないでしょう。』
あれ？僕の周りの方々、冷たすぎません！？
代理『織田作之助。お前も一緒に行くんだ。』
織田『んじゃ、おつかい行ってくんでー』
……潜書に大事なことは、文学を想う心。
.
.
.
『……ん』
潜書……無事、完了ですかね？
それにしても……
『ここはどこでしょうか。』
海……でしょうか？
夜のように暗くて、星すら見えませんね。
『って、あれは……』
海の中にいるのは人？
絶対深いですよね！？
まさか……自、殺？
『そこの貴方！！何をしているんですか！！』
？『……誰だ。』
太陽のように赤い髪に、
星のような黄色い瞳……。
通常の人ならば、あのような姿ではありませんね。
文豪さんでしょうか、？
『僕は、特務司書のシェイア・ローズウェイです。貴方も、文学者さんでしょう？』
？『……だからなんだ。』
『このままでは、文学は消えてしまいます。共に仲間として戦いましょう。』
？『俺なんか、仲間になんて……』
『……なんかじゃありません！！僕が貴方を求めているんですよ！！』
？『！！求められ……てる？』
『さぁ、共に行きましょう。そうだ、貴方のお名前は？』
『俺の……名前は……』
.
.
.
太宰『俺は太宰治！この世に彗星の如く現れた天才小説家だ！』
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作者名：月夜 | 作成日時：2024年2月5日 18時
