0-11◆初鍛刀 ページ14
こんのすけからも、審神者について簡単に役目や仕事内容を教えてもらった。
審神者は、付喪神である「刀剣男士」を顕現させ、「時間遡行軍」を倒し歴史改変が起きないようにすること。
刀剣男士も顕現する以上は、人間と変わらないということ。
刀剣破壊が起きないようにすること。
などなど、色々教えてもらった。
ｺﾝﾉｽｹ「それでは、早速ではありますが鍛刀してみましょうか。」
「鍛刀か……。」
こんのすけに、専用の部屋へ案内してもらった。
そして、鍛刀に必要な資材の大まかな説明を受けた。
紅羽「さぁ、主は誰を呼ぶかな？」
「……これでいいか。」
鍛刀するには時間が必要。
だが今回は初めてということもあり、「手伝い札」というものをこんのすけから数枚貰う。
これで時間を短縮することができるのだ。
すると、また1振りの刀剣男士が現れる。
もちろん、先程の加州とは違う姿である。
五虎退「僕は、五虎退です。あの……しりぞけてないです。すみません。だって、虎がかわいそうなんで」
紅羽「五虎退……えっと、武将である上杉謙信の所持していた刀。だから……戦国時代だな。」
碧「凄い昔だな……。」
紅羽「まぁ、1500年代だからね。」
五虎退は、5匹の虎と共に現れた。
虎と言ってもまだ成獣ではない。
「初めましてだな。俺は今日新しく審神者になったブラン・ローズウェイだ。よろしく頼む。」
すると、五虎退の周りにいた1匹の虎がブランにすり寄る。慌てて五虎退は「すみません」と言うが、ブランは、
「いいや、大丈夫だ。」
と、虎を撫でながら返事をする。
それを見たシェイアは、『かっこつけちゃって。』と顔を顰める。
『僕はシェイア・ローズウェイです。審神者ではありませんが仲間です。よろしくお願いします。』
五虎退「よろしくお願いします。」
碧「執事の碧だ。」
紅羽「同じく紅羽。」
こうして、
図書館には2人の文豪、本丸には2振りの刀剣男士が現れた。
だが、まだ2人は侵蝕者とも時間遡行軍とも戦っていない。だからまだ完全にOKではないのだ。
ｺﾝﾉｽｹ「では、この2振りで出陣しましょう。」
碧「主様、俺達は図書館へ行き潜書について聞いてみましょう。」
こんのすけと碧の意見で、シェイアとブランは、別行動をすることにした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月夜 | 作成日時：2024年2月5日 18時
