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亮平くんに会うことなく数か月がすぎた。
明日は、
彼のデビュー日、そして私の結婚式の日。
前日の今日、私は公園に来ていた
あまりにも死んだ顔をする私に
婚約者は
「お義母さんに内緒にしておくから、長い時間は無理だけど行って来ていいよ」
そう言った。
涙を流し何度もお礼を言う私を見て、その人は苦しい顔を見せた
『突然、ごめんなさい。亮平くん、明日少しでもいいので会えませんか？』
途切れなく送ってくれるメールにそう送ると
『いいよ』って秒で返信が返ってきて
どんな顔をして会えばいいのかわからない
でも、しっかり伝えなきゃ
覚悟を決めた。
デビュー前で忙しい彼は時間よりも少し遅れてやってきた
「遅れてごめん！」
「全然、こっちこそ忙しいのに急に呼び出してごめんね」
「俺は、大丈夫だよ」
笑顔で言う彼はやっぱり優しかった
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作者名：りん | 作成日時：2020年8月4日 18時
