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「……殺すわ」
「ごめんなさいぃぃぃぃまじでちょっと、あの！母に会うまでは生かしてください……！危篤なんです！！(若干の嘘)」
「あっちで会えるんやからええやろ」
「あ、確かに」
「じゃあの」
「あーー！！嘘嘘嘘！！」
いやぁ……殺される……なんて目をぎゅっと瞑ると隣からんふふ、なんて笑い声が聞こえる。
薄目を開けると先程まで被っていたフードを取ってニヤニヤと笑う男の姿。
おぉ……美形……ちげぇよ！
「な、なんすか！おちょくって痛ぶってから殺すつもりですか！その前にどうせ〇〇〇〇とか〇〇〇とか、普段彼女とかそういうお店とかではできないような〇〇〇とかするんですか！」
「お、それもありやな」
「ちくしょう墓穴ほった！！！」
ギャーギャー騒いでるとその人は首に着いた何かを外してくれた。
え、いい人……。(単純)
「急に大人しくなるなや」
「え、だって、殺されると思って最後の足掻きだったから……」
「ええねん、どーせ観光客とかとちゃうって思っとったし」
「まぁ、あそこは観光地ではないですよね」
そう返すとやっぱりな、と言った顔で見てくる。
1人で納得するな説明せい。
「でも、だいたい分かったわ」
「教えてくださいよ」
「いやや」
「なんで！？」
「説明めんどいねん、皆集まってからでええやろ」
皆！？みんなって誰！
「……てか、ここ病院……じゃないですよね」
「ちゃうわ」
「ですよね、あの、ちゃんと戻るので中央病院まで行かせてください。母の病気が悪化して、今すぐ会いに行かなきゃ行けないんです！」
「……あんな、ここまで話してて気付かん？」
「何がですか！！」
はぁ、と男はため息をつく。
そしてその後に続けられた言葉に耳を疑った。
「違う世界に来てしまったんよ、トリップってやつやな」
−−−
「と、言うことで今日からここに住むから！」
「いやなんでやねん！」
ほんとそれ、マフラーさん分かってるぅ。
ガッチリとホールドされてる私は逃げ出すことが叶わずフードさんの腕の中にいる。
最初こそ恥ずかしかったけど、でかいゴールデンレトリバーがのしかかってるだけと思えば寧ろ愛嬌が出てくるレベルだ。
「いや〜トリップちゃんやで？置いておいた方がええやん〜」
おいそこ、新しい名前をつけるな
「……まじで？」
真剣になるなぁ！
え、まじでここの人たちってそういうの信じてるの？そういう設定？不思議君系？？中学二年生のまま大人になっちゃった系男子？？？
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四ツ目神信者（笑）(プロフ) - ちょこちょこ入ってくるネタがツボに入って辛いですｗｗｗ応援してます！ (2019年8月23日 18時) (
レス) id: 6078fac12b (このIDを非表示/違反報告)
柚月(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございました。探すのに時間がかかり返信が遅くなってしまい申し訳ございません。これからもぜひよろしくお願いします！ (2019年7月11日 22時) (レス) id: b56924dbb1 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違いだったらすいません (2019年7月6日 13時) (レス) id: 9202ab28fa (このIDを非表示/違反報告)
あ - じっと見つめられる瞳は思い…誤字ってます (2019年7月6日 13時) (レス) id: 9202ab28fa (このIDを非表示/違反報告)
さなろ(プロフ) - めっちゃ面白いのでリクエストして見たくなりました！ (2019年5月11日 10時) (レス) id: 84ef21ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚月 | 作成日時：2019年4月16日 5時
