爆豪くんにベタ惚れされた2【ヒロアカ】 (ページ16)

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63　MY　HERO　MAME ページ16

考えること15分。私はもう決定していた。

「じゃそろそろ出来た人から発表してね！」

発表形式…！？だが即座に立ち上がったのは青山くん。スッと挙げられたボードには…

「輝きヒーロー I can not stop twinkling．略して…キラキラが止められないよ☆」

まさかの短文。そこへミッドナイト先生は Iを取ってcan'tに省略した方が呼びやすいとアドバイスをした。良いんだ…

「じゃあ次私いいかしら」

そこで梅雨ちゃんが立てたボードには…

「フロッピー」

そこから次々と皆のヒーロー名が発表されていく。私は轟くんの次に立ち上がった。

『"ウィンディ"』

そのままだけれど私は気に入っていた。直訳は風が強いって意味だ。

「カワイイ！次の人！」

良かった…何もツッコまれなくて…

そして前から爆豪くんが立ち上がった。

「爆殺王」

えぇ…爆豪くん強いんだしもっとカッコいい名前にしたら良いと思うな…

再考になった爆豪くん。後ろから少し見える…また"爆殺"って文字が見えた気がする。大丈夫だろうか。

するとそこへ緑谷くんがボードを立てた。"デク"そう書かれていたが良いのだろうか。確か爆豪くんがずっとそう呼んでいるみたいだけれど…ある人に意味を変えられたという緑谷くん。きっと麗日さんだろう。彼らは入学時から仲が良いからね。

「爆殺卿！」

「違うそうじゃない」

そこへ鳴り響くチャイム。爆豪くんは放課後までに再考案だそうだ…これって爆豪くんが終わるまで私帰れない…？こっそり帰るなんて明日が怖い。明日がなくなりそうだ。

指名がきていない人のための説明が相澤先生からあった。私は色々な事務所のリストの紙を受け取った。提出期限は今週までか…

『決まった…？』

「決まってねェわクソが！」

『ごめんなさいいぃ！？』

放課後は爆豪くんを待ちながら事務所を選んでいた。"ウワバミ"ってプロヒーロー私結構好き。風を操る個性の私は倒壊ゾーンでは役に立たない。ウワバミさんは倒壊ゾーンなどでは大活躍している。そこへ苦手な事を学びに行ってみよう。

「決まった顔してンな…」

『え…あ…うん。体験先の事務所決めただけであって…』

爆豪くんにもしかしてずっと顔見られてた…？

「俺も決まったわ」

立ち上がった爆豪くんは私の頭を撫でてきた。

「ちゃんと待っててくれンだな…」

それだけ言うと爆豪くんは職員室へ。何だか優しい爆豪くんの声に私は何故か緊張してしまった。