爆豪くんにベタ惚れされた2【ヒロアカ】 (ページ15)

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62　ヒーロー名考案ページ15

次の日、学校へ行く途中やはり色々な人に見られた。今日は雨。じめじめする。

「行くぞ」

『うん…』

昨日から爆豪くんの事が普通に好きになった。もちろん友達として。最初はいきなり"告白"してくるから変わった人だと思ったけれど、昔私を救けてくれたり今も受け入れてくれたりしてくれるから根は良い人なんだろう。

学校では皆、体育祭後有名になったという話題で盛り上がっていた。確かに、電車の中で色々な人に見られた気がする。

「おはよう」

相澤先生が教室に入った瞬間、ピタッと全員が動きを止めて静まり返る。

「相澤先生包帯取れたのね良かったわ。」

「婆さんの処置が大げさなんだよ。んのもんより今日の"ヒーロー情報学"ちょっと特別だぞ。」

そんな…只でさえ私は法律も覚えるの苦手なのに…こう思っている人は私だけではないと信じたい。しかし、そんな考えを吹っ飛ばすように相澤先生の口からは嬉しい言葉が。

「"コードネーム"ヒーロー名の考案だ。」

「「「胸ふくらむヤツきたああああ！！」」」

うるさくなった瞬間に相澤先生はいつものように個性を一瞬使う。

「というのも先日話した"プロからのドラフト指名"に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み、即戦力として判断される2 3年から…つまり今回来た"指名"は将来性に対する"興味"に近い。」

「頂いた指名がそんまま自身へのハードルになるんですね！」

「そでその指名の集計結果がこうだ。」

黒板に映し出されたのは轟くんと爆豪くんに偏った指名数。私はその下、約400件。

「例年はもっとバラけるんだが二人に注目が偏った。」

「だー白黒ついた！」

「見る目ないよねプロ」

「1位2位逆転してんじゃん」

「表彰台で拘束された奴とかビビるもんな…」

切島くんと瀬呂くんが爆豪くんをいじると爆豪くんは怒鳴り始めた。…轟くんの指名の多さは凄い。きっとエンデヴァーさんの子供というだけあって有名になったんだろう。

「これ踏まえ…指名を有無関係なくいわゆる職場体験ってのに行ってもらう。お前らは一足先に経験してしまったが、プロの活動を実際に体験してより実りある訓練をしようってこった。」

「それでヒーロー名か！」

「俄然楽しみになってきたァ！」

「まァ仮ではあるが適当なもんは…」

「付けたら地獄を見ちゃうよ！！」

そこへ急に現れたのはミッドナイト先生。ここからはミッドナイト先生が行ってくれるらしい。