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おかしい気がする ページ11
アズール目線
医師から言われた言葉は絶望しかない
彼は薬も点滴もしなくてよくなったのに
彼自身の記憶や感情を半分も無くしてしまった
ペンギンのような彼は今や雛
会っても僕をアズールとは呼ばない
大きな身体でニコニコしているだけだ
医師や看護婦は発覚が遅くなったと謝罪してきたがわからないのも仕方ない
鬱の原因になっている感情を消すはずが本人そのものを消そうと考える奴がいるなんて・・・ね
学園長に話して学園に帰ってきても戻るかはわからない
しかし刺激を受けていれば生活は出来ると聞いている
ですがこれで良かったのかもしれません
ジェイドもフロイドも後悔していますが自業自得
Aも我慢しすぎたんですし
これからは隣でニコニコしてくれています
トレイさんも元気よくケーキやキッシュを食べているのを幸せそうに見られていますし
授業も真面目に受けてくれて良かった
面倒を見るために一緒のクラスになりましたがなんの問題もありません
誉めれば誉めるほど頑張ってくれるんですから
そんな貴方が僕は哀れで愛しい
ですが気に入らない
僕に向けてっはないその歌が
泣きながら歌うその姿は美しいのに
僕を見てA
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作者名：冬季柊 | 作成日時：2020年8月22日 19時
