深紅の薔薇達と深海の者達に僕達は溺れる (ページ19)

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ウツボの快感ページ19

『あの・・・違い・・・・違うんです！

ビックリしちゃって』

｢ほんとーに？拒否したんじゃねーの？」

ジーっと見つめながら話す先輩に焦る！

『その、俺今までキスしたことないし

キスって好きな人にするものだからビックリするじゃないですか』

キョトンとする３人

｢じゃぁ！好きだからキスするね～♪」

｢そうですね毎日するのはどうでしょう？

となると・・・フフフフ♪♪♪」

話が変な方向に飛んでる気がする？！

助けを求めてアズール先輩を見てみるけど気づいてもらえない

むしろんー？と考え込んでたアズール先輩は笑顔で

｢そうでしたね

僕達は彼に行動でしか伝えようとしていませんでした」

と言い始める

『なんの話ですか？

てかフロイド先輩達はキス魔なんですか？？』

理解しきれないと逃げ腰になると３人に捕まった

それも悲しい顔で・・・・・・

『逃げないんでその顔やめてください

罪悪感が・・・・』

大人しくしているとフロイド先輩が抱きついてきた

｢人間ってさー？愛情表現でキスとかするんでしょ～♪

俺らも尾を絡めたり他にも愛情表現があるけど～

カワウソちゃんは認識してくれ無いからさ」

何かされてたっけ？ハグされて？尻揉まれて？

口んなか見せられて？フロイド先輩はキューキュー言ってくれた・・・・・・・・・・・・(汗)

『まさか？！あの行動は！！全部求愛行動？！』

口をパクパクしながら伝えた

それを見たウツボ兄弟はニヤニヤ

アズール先輩は不満なのか蛸足を服の隙間から出して俺の肌に這わせてきた

また何かされる！と逃げたら背中に吸盤がくっついてた

痛くて怖い自身が被食者だと無意識に思った

『っひぁぁ・・・』

蛸足が剥がれるときになんとも言いがたい痛みが身体に走る

そんな姿の俺を見てアズール先輩は微笑む

｢あなたは何も理解しきれていない・・・

哀れで可愛い人・・フフフ♪」

｢人間は行動だけでは伝わらないと言うことですね？

此からは言葉でも伝えていきましょうか」

｢思ったこと言っていーの？？！」

｢ええフロイド

Aさんは行動だけでは足りないみたいです

此からは心身に伝わるように心がけましょう♪♪♪」

そう言いながら俺は二人に首を噛まれ足にも蛸足が絡み付いた辺りで失神した

夢であって欲しいそお思いながら