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転校生が来てから一緒に帰らなくなった
転校生は双子で男女
友達が言うには双子の女の子と仲良く生徒会室にいるんだとか?
『二人っきりじゃないんだからあんまり言っちゃ駄目だよ?』
「あんた寂しくないわけ?悔しくないわけ??
とられちゃうかもじゃん!
あの鬱君だよ!」
『幼馴染みなのかもしれないし今はなにも言えないよ』
私は楽しそうな鬱君になにも言えるはずなかった
友達にも彼氏がいるから一緒に帰らないしと私は図書室に向かった
何処に行っても聞こえる転校生達の話
生徒会の話に鬱君の話
久しぶりの人達に会ったら嬉しくなるんだし仕方ないよね?そう自分にいい聞かした
周りは私を哀れんでいる
前からなんて言われてるか知ってる
鬱君が珍しく子供のお付き合いをしている相手さんと言われてるんだと
でもね私は知ってるんだ
何でか知ってるんだ
前にもこうなった事を私は知っている
怖くて悲しくて理解しきれない気持ちを抱き締めながら図書室の隅で泣いてしまった
放課後の図書室には人はあまりいない
難しい本の方には特にいない
一通り泣いて帰ろうと玄関口に行けば
私はみたくなかったのを見つけてしまった
転校生の双子と鬱君が手を繋いでる
幼馴染みなんだよ呪文のように繰り返す
コネ「あんま無理すんなよ」
コネシマさんにそう言われて何て返したかわかんない
気がついたら家だったから
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作者名:冬季柊 | 作成日時:2020年7月31日 1時