【呪術廻戦】このくそったれ呪術界に爆焔を！【男主】

爆裂と決意 ページ3

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＿＿爆裂呪術とは、ありとあらゆるものを消し飛ばす、理不尽の暴力のような術式だ。





究極の破壊の術式にして、あらゆる存在にダメージを与えられる最強の攻撃術式である。





その破壊力の高さから、呪霊だけを仕留めるに止まらずに周囲の地形まで変えてしまうほどで、建物内で使えば建物そのものを倒壊させる。





しかも馬鹿みたいな呪力量が必要で、この術式を持っていても呪力量が足りずに術式を使えなかった人もいた。使えたとしても、一回使ったら動けなくなるほど呪力量が持っていかれるため、一撃で仕留めきれなかったらアウトなのだ。






そんなこともあって、爆裂呪術はネタ術式とされている。





＿＿そんなネタ術式を持って生まれた俺は、落ちこぼれだ。





るんたん……俺の母親は病弱で、俺が生まれて数年後。妹を出産し力尽きた。その俺の妹は俺と違って強い術式を受け継いだらしく、贅沢な暮らしを満喫中だ。





別に恨んではいないけどね。俺の可愛い妹だし。格差がすげぇなってくらいにしか俺は思ってない。御三家だったらもっと差別が酷かっただろう。





そう思うと真希真依ちゃんは大変だなぁ……と他の人を心配するくらいの余裕はある生活を保っている。





そんな落ちこぼれのレッテルをバーゲンセールの商品並みにペタペタ貼られまくった俺の目標は、このくそったれ呪術界を正すために高専で活躍しまくろうということ。





五条悟が言っていたように、上層部は腐ったみかんのバーゲンセールだ。上が腐っていれば、下も腐る。つまりは俺の家系だけに見返しても、後々生まれる子供のためにはならないということだ。





なので、呪術界で俺という落ちこぼれが活躍しまくる。そして上層部がヤバい決定とかをしたら「爆裂呪術をぶっ放すぞい♡」と脅すのだ。





そのためには強くなることが最低条件だ。俺はネタ術式ということで雑魚扱いを受けながら働かされている。鍛錬の時間なんて俺のためにとってはくれない。





だから空いた時間に鍛錬しまくる。独学は流石に厳しいので、外で武道の稽古をすることを視野に入れつつ……高専に入るまでにできるとこまで鍛え抜く。





そう、全てはこのくそったれ呪術界に爆焔をぶちかますために。





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