【呪術廻戦】このくそったれ呪術界に爆焔を！【男主】

爆裂と照れ ページ17

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五条悟先輩の体とプライドに傷を負わせるという、五条悟推しからしたら虚式「茈」を喰らって消えろ…という殺意のプレゼントが報酬で貰えるミッションをクリアした俺は、七海におぶられながら教室へと帰還していた。





七海推しからも殺意が追加報酬として渡されそうである。いつか、背中をグサッと刺されるかもしれん。





「七海、ここまで運んでくれてありがとうな。助かった」





「……いえ、そこまで感謝されることではないので」





「七海ってば〜。照れなくいいのに。そこは素直に『どういたしまして』だよ！」





「照れてなんかいませんけど」





俺を椅子に降ろした七海が、灰原と「照れてる」「照れてません」「照れてる」「照れてません」「照れて…」「ません」と、俺から見れば微笑ましいやり取りを続けているので、俺の口元が思わず緩んでしまう。





なんだコイツら。可愛いいかよ。母性本能ってやつか？ 無性に頭をよすよすしたくなるんだが。





そんな衝動に駆られた俺だが、呪力を使いすぎたせいで体が怠く腕を背の高い二人より上に挙げることができないので、俺はガラケーでこのやり取りをこっそり動画で撮ることに専念する。





「……待たせたな。入学早々で申し訳ないが、話しを聞かせてくれ」






と、そこへやつれた顔の夜蛾先生がガラガラと教室の扉を開けて入ってくる。





今度、胃薬を渡してあげよう。問題児ばかりだと教師は大変だね、これから俺も迷惑をかけるつもりだから、とやかく言えないけど。





「傑と硝子……お前たちにとって、先輩にあたる奴らからの話しから聞くに、悟…サングラスをかけた奴がちょっかいを出したんだな？」





「はい、そうです。主に俺が出されまくりました」






俺が溶けたように体を机に預けながら言うと、夜蛾先生は「後で謝らせるから許してくれ」と頭を下げ、漸く本題の事情聴取へと移行した。





さて、怒られたくないし五条悟先輩の失礼さを盛って話そ。





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