ある日のかっちゃん ページ27
お、おはようございます。皆さん初めまして、緑谷出久です。
早速本題にはいるんだけど、今日のかっちゃんは少し、いやめちゃくちゃ変なんだ。
朝食は勿論、学校にも遅刻ギリギリで来たし、授業で先生に当てられてもボーッとしてるし、ヒーロー基礎学では、普段のかっちゃんからは想像のつかないようなヘマをしていた。
そして極めつけは……。
「なぁ爆豪、お前その顔の傷どうしたんだ？」
よくぞ聞いてくれた切島くん！！
そう、今日のかっちゃんの顔には、顔一面に引っ掻き傷が出来ていた。
もし僕がそんな事聞いたら、顔面を吹っ飛ばされかねない。
多分みんなもそれを恐れて、誰も聞けなかったんだと思うけど……。
切島くんに聞かれたかっちゃんは、目を逸らして言いにくそうにしながら話し出した。
「……、………た」
「は？」
「だからっ！……Aにやられたっつってんだよ！」
「「「えぇーー！！？」」」
僕も驚きで、口が開いたままだった。
でもあんなに仲が良かったのに、急にどうして…。
「…昨日、テメェらと猫カフェ行ったろ。そのせいだ」
「でも、猫には触ってなかっただろ？」
「俺は触っちゃいねぇが、服に匂いがついてたんだろ。Aを抱き上げたらやられた」
あからさまに落ち込むかっちゃん。こんなかっちゃん見たことない。
猫は独占欲が強いから、かっちゃんを取られたと思って、それでAちゃんが怒ったのか。
…………凄いなAちゃん。
あのかっちゃんの、しかも顔に傷を残すなんて。
落ち込むかっちゃんに、峰田くんが茶々を入れる。
「おいおい爆豪く〜ん！浮気はダメだって〜」
「…………」
「無視かよっ！！」
ドンマイ峰田くん。でもそれは自己自得かな。
教室の端っこで落ち込む峰田くんを他所に、上鳴くんがかっちゃんに問いかける。
「ンで？Aは今家に居んの？」
「…………………………出てった」
「え"？探さねぇの？」
「ッ！探したに決まってんだろうが！！Aが出てってすぐに寮の中とその半径500ｍ以内は探し尽くしたわクソが！！！」
「そ、そうかよ…(めっちゃ過保護じゃん)
で？見つかったのか？」
「見つかってたら、ンな事なんかになってねぇよ……」
あ、自分でもおかしいって自覚あったんだ、かっちゃん。
ため息を吐き出したかっちゃんに寒気を感じていると、教室の扉をノックする音が聞こえた。
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しぐ - かわ (9月29日 22時) (
レス) @page39 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - めっちゃおもろい もうなんか、めっちゃ好き！ (9月4日 9時) (レス) @page39 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 猫ちゃんかわいい(*≧з≦)❤ (2023年2月24日 22時) (レス) @page39 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きですっ！！！ (2023年1月16日 18時) (レス) @page39 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 猫大好き人間です！ほんとの猫もこんなこと思っているのかな〜と思いました！更新頑張って下さい！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page39 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2018年12月5日 13時
