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第11話 ページ13

「辻村さんは足の筋繊維が千切れてますね。今日はここで泊まって絶対安静です。」



「気づかなかった。」



診療所にて俺はしのぶに絶対安静と言われ、明日まで蝶屋敷にいることになった。
ということはまたあの3人と一緒に居なきゃ行けないのか。煩いの嫌だなあ。
てか、俺筋繊維千切れるまで走ったのか。驚いた。



しのぶに礼を言い、診療所を抜けた。途中見習いの子達が家事をしていたので笑みを張りつけ手を振った。



部屋に戻ると思ったより静かだったがやはり煩くて、顔を歪めてしまうが笑顔を作り、扉を開けた。
2人の視線が一気にこちらに向く。伊之助は寝ているようだった。純粋な瞳が俺の心を抉っているようで痛かった。



「あ、あの、A!一つ、聞いていいか?」



俺がベットに入ったところで炭治郎が遠慮がちに言った。聞づらいことなのだろうか。
俺は微笑み、首を縦に振る。すると炭治郎は安心したように口を開いた。



「Aは、何を隠しているんだ?」



心臓が、今までにないくらいドクンと波打った。息が思うようにできない。
バレてしまったのだろうか。いつだ?いつ俺はボロを出した?



「あ、いや言いたくないならいいんだが……なんかAから偽りと怯えと嫉妬の匂いがしたから。」



「匂い……か。」



炭治郎は俺の匂いを感じとったのかこの話はもうやめてくれた。偽りと怯えと嫉妬、確かにそうだ。炭治郎は鼻がとても利くらしい。やっぱり一緒に居たくねえな。いつがバレそうだ。



俺は冷静さを取り戻し、謝ってくる炭治郎に笑顔で大丈夫と言った。



そろそろ口角上げるのも辛くなってきたなあ。

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らずぴす(プロフ) - 雷雅さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月29日 20時) (レス) id: cd5ea6550c (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください! (2019年8月29日 19時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!コメント励みになります! (2019年8月20日 6時) (レス) id: cd5ea6550c (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - すごく続きが気になります。 (2019年8月20日 1時) (携帯から) (レス) id: 6b3eeca1de (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(プロフ) - レイラさん» ありがとうございます!! (2019年8月9日 20時) (レス) id: cd5ea6550c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らずぴす | 作成日時:2019年7月22日 21時

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