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９粒 ページ11
サポートアイテムフル装備でトーナメントを勝ち進む。
個性は、出来れば使いたくない。
あまり打ち続けると、使いなれていないから腕が耐えられないだろう。
《準々決勝の選手は用意をしてください》
アナウンスが流れ、私は会場に向かう。
相手は、通形くんだ。
通「よろしくね！爆豪さん」
『よ...よろしくお願いします』
《スタート！》
始まった瞬間、通形くんは攻撃を仕掛けてくる。
『後ろ...！』
通「！」
パンチを食らわないよう、しゃがんで避ける。
体術は苦手だ。
でも避けるための技は覚えた。
私は爆煙の威力を倍増するためのサポートアイテムで応戦した。
Booooooom！
『...え？』
避けられた。
そうだ。通形くんの個性「透過」は何でも透けるんだ！
パンチをもろに食らってしまう。
落ち着け私...まだ対策はある。
再び攻撃を仕掛ける通形くんの上をひょいと飛ぶ。
二人三脚で使ったアイテムだ。
高く飛んだところから落ちていく勢いを、ジェットでさらに速める。
蹴りは案の定避けられた。でも...
『今だッ！』
地面に手を着けて着地する。
通形くんが透過を解いたこの一瞬で...決める！
Booooooom！！！
最大火力＋サポートアイテムでの攻撃。
決めることができなかったとしても...これなら！！
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作者名：とんかつ | 作成日時：2018年7月2日 16時
