第13話 ページ15
一角獣SIDE
…忍野さん、知らないようですけど私には名前があるんですよ、Aさん
A「…??どんな?教えてよ」
ええ…。私は、アイスカット・チェリーブレイド・スターベリー…です。
A「あいすかっとちぇりーぶれいどすたーべりー…??」
はい。まぁ。私はですね、ハートアンダーブレイドの様に特殊な存在なのです。
A「へぇ…すごいじゃんっ。でさ、もう敬語やめてよ。うっとうしい」
あ、うん。抵抗があるけど、ご主人様が望むのなら。
A「ああ。そうそう…。これ言わなきゃ」
??何??
A「私さ…その、アイスカットが今まで守ってくれてたの知らなくて…追い払おうとか…アイスカットの体に悪い事しちゃってもう、体がボロボロなんでしょ??ごめんね…」
大丈夫。全然。私は特殊だからね。あと、貴方は5年たっても死なないわ。
今まで殺してきたのは蜘蛛なの。蜘蛛。ヴァンプにめぐり合えなくて血が足りなかったのよ。
A「じゃあ、もう大丈夫なの??」
??「まぁな」
A「!!?だっ…誰…??」
大丈夫。久しぶりじゃない、ハートアンダーブレード。
忍「今は忍野忍じゃ。はじめまして、かの?」
A「…??忍ちゃん??」
忍「まぁ…そういうことじゃな。ほう??こやつが主の気に入った人間か??」
ええ。可愛らしい子でしょ??あらっ??忍…、興味があるの??
忍「いや。ただ、お主ほどの者が魅せたのじゃ。お主はこやつを助けて生きていくつもりか?」
まぁね。私が我が主を守る。ってところだわ。
忍「その忠誠心、相変わらずか…。だが、夢は喰うのだろう…??」
ふふっ。夢は蜘蛛の夢を喰らうわ。生きていく中で夢というものは描くものだもの。
A「忍ちゃん…、アイスカットの声が聞こえるの??」
忍「怪異同士じゃ。聞こえるわ」
まぁ、戦友だもんね、私たち。
忍「戦友…??笑わすでないわ。生まれて300年ばかりの餓鬼がよく言う」
A「そんなに若かったんだ…」
私はまだ、今で言う『ぎゃることば』も話せるのよ?
A「ねぇ、アイスカット、貴方の姿が見てみたいなぁ…」
その頼み、蜘蛛に問いかけてみて。近い形にしてもらえるわ。
A「夢尾蜘蛛ー!!お願い!アイスカットの姿が見てみたいなぁ…」
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革ベルト
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虹花 - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2014年1月13日 19時) (
レス) id: 0a871702ad (このIDを非表示/違反報告)
あお - すっごく面白かったです！更新、楽しみにしてます♪ (2013年12月3日 10時) (レス) id: 208db66003 (このIDを非表示/違反報告)
月影黒音(プロフ) - 面白いです！化物語の小説って少ないので、とてもいいと思います♪ (2013年9月21日 20時) (レス) id: 5a7546ea66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空波 | 作成日時：2012年9月16日 19時
