馬鹿田高校の君たちへ３

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ﾄﾞﾝｯ─────ｶﾗﾝｶﾗﾝ

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──────え？

上から何かが降ってきたと思うと、突然熊取のボスが前向きに倒れ、高屋敷の首に当てられていたナイフは床へと落ちた

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あ｢…ふぅ─────｣

達｢渉───！｣

あ｢…わーりぃ……着地失敗しちまった｣

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上から降ってきた何かと言うのはまさかの渉だった。
あいつ…不死身か？
てか………考えが馬鹿。

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熊｢───てんめぇえぇ！！｣

あ｢……………………｣

ﾄﾞｽｯ ﾄﾞｽｯﾄﾞｽｯ ﾄﾞｶｯ

熊取のボスの唐突な拳もなんなくかわし、あっという間にボコボコにしてしまった渉。

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あいつ…ほんっと

最強だな。

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聡｢渉、お前…｣

ユ｢喧嘩…出来んじゃん｣

誠｢…てか、超つえーし｣

麻｢───すげぇ｣

祥｢……まじですか。｣

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俺と達也以外は初めて見る渉の本性に驚きを隠せないでいる

これこそ"開いた口が塞がらない"…だ。

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あ｢────ｯ、いってぇ…｣

突然しゃがみこんだ渉は顔をしかめ足を押さえている

──────ったく

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哲｢あんな所から飛ぶ奴があるかよ｣

あ｢哲也…………｣

熊取の連中は渉に恐れをなしてとっとと逃げていってしまった
お嬢様たちはホッとしたのか高屋敷に駆け寄っていた

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俺は渉に肩を貸してそのままこの会場をあとにしようとした

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──────その時

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