バカップルじゃない、こともない。２ 【名前変換ｵﾘ】

Happy-Valentine３ ページ21

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はー・・って息をはくと


白いもわもわがふわぁって出て


冬だなって、改めて感じる


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街をあるけば、たくさんのカップルで溢れて


騒がしいみたい。


私も急がなくちゃ！って慌てて走って


人とぶつかりそうになった。



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A「ぁ・・すみませ・・っ」


悠真「あ、A・・？」



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ぶつかりそうになった人は


私が探してた“あの人”で


大好きで大好きで


たまらない悠真


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中学の時より、少し低くなった声に


また胸がきゅんとする


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悠真「ぶつかってたのが俺じゃなかったら、やばかったぞ？(笑)」


A「ご・・ごめんっ・・」


悠真「狙われるとこだったわ(笑)」


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そう言って悠真は

私をギュって抱きしめて


「久しぶり」って、また声を聞いて


また、ギュってした。



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いつも通ってて気にしてなかった道が


抱きしめられてるだけで


特別な場所に感じて


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嬉しいが一つ、積もる



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悠真「お、甘い匂い」


A「ぁ・・そうだった」


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マフラーに顔を埋める悠真が言った言葉で


今日の目的を思い出す。


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あなたのことだけを考えて


一生懸命作った手作りチョコ。



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今は可愛い赤色の紙袋に入って


嬉しそうに、渡されるのを待ってるみたい。


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A「これ・・作ったんだけど・・////」


悠真「....」


A「う、うっ..受取ってっ..ください.../////」


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緊張でかみまくった私は


恥ずかしさのあまり下を向いて


赤い袋を両手で持って「はい」と差し出す。


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悠真「やべ...かわいー」


A「え・・？」


悠真「俺の為に？」


A「うん・・」



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悠真「ありがと」


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悠真はそう言った後


ちゅ..って


右のほっぺにキスして


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「大好き」って


耳元で小さく囁いた。



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