バカップルじゃない、こともない。２ 【名前変換ｵﾘ】

new life１４ ページ16

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A「私、全然勉強分かんなくて...」


悠真「ちょっと、急にどうした(笑)」


A「でもね、ななに教えてもらって頑張ってるの」


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これくらいでしか


こんな方法でしか、今の自分なんて、伝えることができない。


それがすっごい悔しいけど


もう、頭ぐっちゃぐちゃで分かんなくて...


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A「今はねっ..すっごくね、楽しくて...っ」


悠真「...」


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そうやって話してるうちに


ぽとり、ぽとりて腕に涙が落ちる。


なんで泣いてるのか分かんないけど


私はちゃんと伝えなきゃダメなことがあるっていうのは、わかってる。


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涙を何回も拭って、目を拭いているうちに、目が赤くなって


拭いたところがヒリヒリと痛かった。


風があたって、また痛くなる


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彼はなにも言わなかった


ただ、泣きながらそういう私をじっと見つめて


気づいたら私は腕の中にいた。


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悠真「そっか..今のAはそんななんだな」


A「わ..私っ...」


悠真「ん...？」


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A「悠真が全然たんないよ..」


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この言葉をいうのに、どれだけドキドキして


胸がきゅうってなったか、知らないでしょ？


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顔が赤くなって熱くなって


恥ずかしがってる私を見て、彼はもっとぎゅっと抱きしめた。


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悠真「うん..俺もたんねえよ」


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そう言った彼の声は、ちょっとかすれてて


泣いてるのかなって思った。


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そんな彼をもう一回ギュってしたら


彼もギュってして


また私がしたら、彼もギュってした。


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悠真「ずっと、こうしてたいな..」


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そんな彼の言葉に


今度は悲しい涙じゃなくて


ちょっぴり嬉しい涙が、ゆっくり頬を伝っていった


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