強豪でも高校生ですから。2

私はレディ？ ページ7

合宿だよ〜☆




　『今回の隣は松川ね』


　松川「ん、よろ」


　『よろ』


　花巻「松川！Aに手ぇ出すんじゃねーぞ！」


　岩泉「花巻うるせぇ。乗るぞ」


*





今回の宿泊先はかけす荘というボロッちい宿である。

すっかり日が上がった都会の景色に私達は目を輝かせた。



　『シティートーキョー…』


　金田一「自由行動とかないんですかね？？」


　及川「溝口くんにお願いしてみよーか」


　『入畑監督は無理そうだしね』


　溝口「あ、中田」



噂をすれば、溝口コーチが私を呼んだ。



　『はい』


　溝口「悪いんだけど今回もアイツらと一緒の部屋でもいいか？ここに烏野も来るらしくて」


　『…分かりました』


　溝口「自由行動入れてやるから！すまん」


　『大丈夫です』



私はレディとして見られてないのかな？

少し悲しくなった私は自分の胸に視線をおとした。

…人は性格が大事だからね……。

胸なんか気にしてない全然。

私は部員のもとに向かった。




　日向「うわっ！」


　『おおっ！ごめん…』



誰かとぶつかった。

私より少し身長が小さいオレンジ頭…


　『烏野の10番！』


　日向「すっ、スンマセンっ！…あっ！大王様のところのマネージャー！」


　『ダイオウサマ？』


　影山「日向ボゲ。大王様で通じるかボゲ」


　日向「影山クン。だから語尾はボゲじゃなくてにゃんとかにしたら？」


　『……及川の後輩』



私を空気にして喧嘩(？)を始めた変人コンビ。

女として見られてなければ人としても見られてないのかな？

つくつぐブルーになりました！コンチクショウ！

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