昔の話をしようか(1) ページ10
「そういえば
私の父はどこへ行ったのでしょう?
副長さん、何か知りませんか?」
「・・・・・知らねェな」
意外だった
自分をここに送り込んだ
父親に興味を持っているなんて
「会いてェのか?」
「いえ、特には」
この女の目に映る父親はどんな姿に
見えたのだろうか
偉大な父?自分を捨てた最低な父?
そもそも
父親を愛していたのだろうか
「・・・昔は良い、父親だったか」
今じゃなくとも
歪んでしまう前の父親との思い出は無いのか
純粋に興味があった。
「それは、愛されていたか
という質問と捉えてよろしいですか?」
愚問ですね、とまたもや笑みをこぼす。
「そもそも私が本気で誰かに愛されているのなら
こんなところにいないでしょう」
ヘラっと笑ってみせてそう言った
・
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Z - これは泣けます。土方さんチョイスで正解です。感動をありがとうございました! (2017年10月19日 22時) (レス) id: 796cf55597 (このIDを非表示/違反報告)
ごま - マジ泣ける(T△T) (2017年7月10日 20時) (レス) id: 32f10ee7db (このIDを非表示/違反報告)
猫は天使だろ! - やばい、涙が・・・涙がぁーー!( ; ; ) (2017年2月19日 21時) (レス) id: a32492a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
逝苦死 死逝哉 - 完結おめでとうございます^^とても、泣きました;ο;いい作品です! (2017年2月18日 12時) (レス) id: bdea4e6d7a (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても感動しました。次回も楽しみに待っております。 (2017年2月10日 19時) (レス) id: 467c9905a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香月 | 作成日時:2016年12月21日 23時