【銀魂】泡沫の華【土方十四郎】

厄介事の起点のアイツ(５) ページ17

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「・・・・・・なんだと」


「土方さん怖ェや
いつもにもまして目付きが悪いですぜィ」




「テメェ・・・・一体何が言いたい」







総悟は顎に手をやり、何かを思い出すようにして
目線を下にした。





「五条A、つくづく変な女でさァ
俺の話をニコニコしながら聞いて

処刑間近とは思えねェくらいに笑顔で・・・」





それに


「アンタ、随分と好かれているようですねィ


あの女、土方さんと今まで話したことを
嬉しそうに話してた」




「・・・・・・・・・・」








・







「同情するのは分かりやす


でも、

ちぃと干渉しすぎじゃないですか？」









今まで渦巻いていた黒いモヤが
広がっていく。





────ついに核心を突かれてしまった







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「アンタがあの女と親睦を深めようが勝手です

だが」




「土方さん、

処刑当日
あの女の首が飛ぶところを直視できる
自信があるんですかィ？」







「・・・アンタのためにも女のためにも
線引きは必要ですぜ」


「分かってる・・・・・ッ」








そんなこと随分前から分かっている、






・







俺も距離を置くようにはしていた


だが、気付けばそんなこと忘れて

気付けば
女のペースに持ってかれていた。









どこかで割り切らなければいけない


そんなこと分かっている









────分かっている、はずなのに








・






『土方さんと呼んでもいいですか？』



頭から離れない





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