もう一周してきた…眠い。これはマグロやパイナップルが美味しく料理される話ｄ「違うから！」…グゥ (ページ12)

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無言の元ページ12

相手の正体を知りそれぞれの反応を示す２人

「ししっ♪答えろよ」

黙ったままの２人に業を煮やしたベルが、それぞれの目に向かって正確に数本ずつナイフを投げる

(ひいっ!てあれ…?)
(やっぱオレらが知ってるのより皆さん弱いなー)

が、苦も無く２人はそれを素手でキャッチした

「お前らが今噂の“紅の愚者(くれないのフール)”と“フォックス”だな゛ぁ!!?」
「ボスにお前ら連れて来いって言われてんだ。来てもらうぜ」

それを見たスクアーロは２人の通り名を言い、ベルはナイフをちらつかせながら脅し始める
しかし、ここで炎李がヴァリアーにとって予想外な―――意味不明な言葉を吐いた

「ドゥーエ!“ぐるぐるゾンビ”!!」

「「!?」」

因みにこれ、３人の間の合言葉である
ぐるぐるゾンビ＝包帯ゾンビ、包帯ゾンビ＝復讐者、復讐者＝夜の炎、夜の炎＝瞬間移動、という風に

「Si!」

なので、空は返事をするとともに炎李の傍に近寄る
そして炎李は手に持っていた煙玉をぶちまけ視界を奪い、幻覚で軽く誤魔化しながら空と共に夜で並盛へと跳んだ

「げほっ!う゛お゛おハックシュ!ハックシュ!」
「あーあ、逃げられちまったじゃんスクアーロぉ」
「ッチ。ボスさんが煩そうだなぁ…」

(しかし紅の愚者…どうも聞き覚えのある声だったぜぇ゛?)

IN並盛民宿

「むにゃ………お帰り」
「まさかヴァリアーと鉢合わせするとはな～」
「ただいまA。うん、本当にびっくりした」

空も共に裏の仕事に行くときは３人は大人の目がない並盛民宿に泊まっている
まぁ、炎の宿題や部屋の片づけでも泊まっていくが

「オレこの世界でのスクアーロにあったの２回目だわ」
「そういえば炎が最初に来た場所ってヴァリアーだって言ってたね」
「資金調達もしてたね…」
「モチ。今回も抜かりないぜ」

本当に抜かりないなオイ

「明日も学校だし今日はもう寝よっか」
「いいともー…」

○ころさん?

「古くね?そーいやスクアーロって恋人いるの知ってる?」
「…スゥ」
「……グゥ」
「寝んの早っ………オレも寝よ」