いい覚悟 ページ49
吹き飛ばされた相良の肋骨はボロボロだ。ほとんど折れただろう。
冨樫｢卑怯もんが…恥ずかしくねぇのか」
相良｢ｹﾞﾎｯ…殺す気じゃねぇとアンタを止められねぇだろ」
卑怯、か…私も同じくらい、若しくはそれ以上卑怯なことをしてる。何も言えなかった。
相良｢アンタはほんとバケモンだ…保険かけといてよかったぜ」
銀『？…！！後ろ！』
冨樫｢？！」
保険…それは軍用車でもう一度轢こうとしたことだった。間一髪私は避けられた。でも冨樫さんはそうはいかなかった。なんと相良自身が冨樫さんを足止めしたのだ。それは、自分も巻き込まれる覚悟の表れだった。そして、2人は勢いよく轢かれた。数メートルは吹き飛んでいった。
冨樫｢痛ぇじゃねぇか…たが、いい覚悟だ」
相良｢それはこっちの台詞だよ…ｺﾞﾎｯ…全身ボロボロだわ」
2人とも立ってるのが不思議だ。どうしてあれで立てるの？バケモノなの？でも次撥ねられたら命はないだろう。なので車はここでサヨナラしてもらう。私は手榴弾を車の下に入れた。
トゴォォォン！！！！
銀『よっ』
鷹橋｢うわわわぁぁぁ！」
相良｢銀翼テメェ！何しやがる！」
車は爆散。舎弟の子が巻き込まれると大変なので、フロントガラスを破り外に放り投げる。
みんな傷だらけだ…私は無傷だけど。怪我すると優華にすっごく怒られるからね。それだけは避けたい。
飯豊｢冨樫の兄貴ー！！」
誰かと思えば飯豊くん！なんと華太くんが呼んでくれたみたい。ナイスすぎる！
鷹橋｢あ、兄貴！」
相良｢ﾁｯ…ここまでかよ」
数的不利になった2人は逃げていった。
冨樫｢おいっ…ていねぇ」
飯豊｢どうしたんすか？」
冨樫｢さっきまでここに1人いたんだよ。銀髪の…銀翼だったか、そいつがいきなり現れた。そして俺を助けにきた。あの兄ちゃんがいなきゃ死んでたな」
飯豊｢(冨樫の兄貴がここまで言う実力者がいるのか？！実力者といえば和中の兄貴と渡り合ってた空さんやそれを止めたAさん…いやでも銀髪だし…どんだけここバケモノがいるんだ？！)」
その後、冨樫さんも相良もそれぞれ闇医者に足を運んだ。2人とも大怪我すぎるしね。
あ、でも天羽組の方は和中さんも来るかもしれないのか…どうしよ
『優華？頼みがあるんだけど…____』
優華｢…オーケー、分かったわ。すぐに準備して行くわね」
頼み事は済んだ。あとは大丈夫だろう。
私は家に帰るために雷を呼んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海藍 - 頑張ってください！ (2023年5月9日 22時) (
レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 海藍さん» コメントありがとうございます！元気出ました。がんばります！ (2023年5月8日 21時) (レス) id: 13b1794c99 (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - なるべくで良いので投稿頑張ってくださいなるべくで良いので！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - 初めてとしては色々な設定が決められていて面白いです！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
海藍 - こんにちは！海藍と申します！ (2023年4月30日 21時) (レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜桜_2525 | 作成日時：2023年4月6日 14時
