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31日目 ページ33

文化祭の準備も順調に進んでいく。


劇、コスプレの衣装は裁縫部に。

劇は演劇部に。

カフェは調理部に。


私は運動部で特にやることはなかったが、実行委員が大変で、ほとんど毎日泉といた。


さっき女子達が泉に試着させてたけど、すこしかっこよかったなぁ…なんて、


準備期間の一ヶ月があっという間に前日。


最後の買い出しに、私と泉がいくことになった。


「ほら、早くしないとおいていくよぉ?」


『い、泉!……さん、ちょっと待ってください』


ただでさえ二人きりで買い物ってだけで睨まれるのに、呼び捨ては辛い。(私が)


泉においていかれそうになって、急いで教室を出ようとする。


すると、ドアの前に置いてあった荷物に足が引っ掛かり私のからだが傾いた。


衝撃が来る前に目をつむる。


「……っ、」


しかし前には倒れず、柔らかい感触。


『泉……さん』


目の前には泉がいて、私を支えてくれている状態。


「ったく、気を付けてねぇ?」


『はい、すみません』


みんなの前で転んだ恥ずかしさ、泉に支えてもらった恥ずかしさで、すこし冷たくなってしまった。

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作者名:みかん | 作成日時:2017年1月30日 18時

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