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「俺デンジ〜 歳は確か16！趣味は…食うのと寝るの」
いつの間にか自己紹介が始まったようで、それを皮切りに荒井、コベニと続いた
「私は荒井ヒロカズです！ 22歳！ 契約している悪魔は狐！ 趣味は俳句です！！」
「早パイと契約してる悪魔同じじゃん」
「狐の悪魔は人間に友好的だから、たくさんのデビルハンターと契約している」
「頭はイケメンしか使えないんだよ！ 狐の悪魔面食いだから！」
早川みたいな顔が好きなら、荒井は少しタイプが違うだろうな
「東山コベニです、20歳です…契約している悪魔は…秘密で、趣味はおいしいものを食べる事です」
コベニって苗字じゃなかったんだ
「A、ほれ次の恵みの時間じゃ…！」
パワーが皿にてんこ盛りに積んだ野菜を俺の方に差し出してくる
また荒井の目の前を横切らせて…
仕方なく受け取ると自分の皿の上に重ねて置いた
よく平皿にこんなに綺麗にてんこもりの野菜を乗せれたな…
「ありゃあ〜？伏さんトコの新人は？」
姫野がビールのグラスを上に持ち上げてそこを見ながら揺らしている
「残念ですが、昨日亡くなりました」
隣のこの人は伏って言うのか…
「南無阿弥陀仏！ ほうれん…ほうげん… げきょ〜？」
「先輩もう酔ってるな」
姫野の妙なお経に笑いそうになるが、周りの雰囲気が重いのを察してウーロン茶を喉に流し込む
「そんな簡単に死ぬんですか…？」
「民間で無理だった悪魔が公安に任されるからな」
「まあバンバン死んでくよね、私の同期ももう公安にいないし」
「デンジ君は私とキスしたいから死なないモンねえぇ」
「ヘエ！」
その姫野との約束、まだ継続中だったんだ、話を聞きながらテンポよく口に野菜を押し込んでいく
「姫野は酔えばキス魔になるんだ」
「え！？」
本当にパワーには困った、家でも全然野菜を食べようとしない。投げ癖は治ってきていたのにまた投げてきちゃったし。こんもりと積まれた野菜が少し崩れかけた頃、ゾワリとした寒気が背筋を走った
「キス？」
「え！？」
その悪寒の正体は、デンジに顔を近づけているマキマの物だった
「すいません、生一つお願いします」
そう言えば、姫野がさっき後でマキマが来るとか何とか言っていた気がする。目をあわせないようにしよう、このサラダを食べ終わったら寝たふりでもしてやり過ごして…
そう思っていたのに、パワーが更にサラダを目の前に出してきて、俺は少し泣きたくなった
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ブブ(プロフ) - ととさん» また読んで下さってありがとうございます(*^^*) ととさんもお体には落ちをつけくださいね！少し油断すると風邪を引きそうになりますから！ (2022年12月10日 7時) (
レス) id: 1b530ea863 (このIDを非表示/違反報告)
とと - どんどん面白くなっていきますね〜！！体調不良に気をつけて下さいね！ (2022年12月9日 17時) (レス) @page29 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ブブ(プロフ) - 佐藤さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♡ ありがとうございます、佐藤さんもお体にはお気を付けくださいね(#^^#)お暇なときにでも読んでいただけたら嬉しいです♪ (2022年11月25日 20時) (レス) id: a83a72b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - コメント失礼します。とても面白いです！お体に気を付けて作者様の無理のないようこれからも頑張ってください！応援しています！ (2022年11月25日 9時) (レス) @page15 id: 76e6162b40 (このIDを非表示/違反報告)
とと - はい！読ませて頂きます！ (2022年11月25日 1時) (レス) @page15 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブブ | 作成日時：2022年11月14日 15時
