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「何か取ろうか？」
尋ねると意外にも「ポテトフライ…」と言って皿を渡してきたので、にポテトフライを取り分ける
「何で猫の悪魔なんて言ったんだ」
荒井に前に皿を置こうとすると、尋ねられた
まだ覚えてたんだそれ…
荒井は目も合わせず、ポテトが乗った皿を見つめている
「言いたくなかったからか？ 涙の悪魔って」
何だ、もう知っちゃったのか
姫野が言ったのか？ それともマキマ？ でも俺にだけ聞こえるような小さな声で話す荒井は
配慮してくれる辺りが本当に真面目というか、生真面目な人間だ
「早川先輩が怪我した時、姫野先輩が取り乱してて、俺はなだめるどころかすごく不安になった。でも、お前が早川先輩を治療してくれたから、先輩も持ち直せた…だから猫の悪魔って言ったことは許す」
荒井はぐいっとビールを喉に流し込むと、フライドポテトを食べ始める
「ねえ、魔人君…、え〜っと、A君だっけ？ 初めましてだよね」
コベニの隣に座る女性が話しかけてきて自己紹介が始まった
「A君は何の悪魔なの？」
何のためらいもなく、偏見も見えない眼差しで見つめられて、荒井をちらっと見ると目が合った
咀嚼していたポテトフライがごくりと喉を通る
「こいつは猫の悪魔です」
「え？ 猫？」
女性きょとんとしてじっと俺を見ていたが、突然吹き出した
「あはは！ 荒井君って冗談言えるんだね！ あははっ！」
彼女はその後空気を察してか、コベニを構いたいからか深追いしてこようとはせず
コベニと会話を楽しんでいる
「新人歓迎会なんだから新人は立って自己紹介！ 名前と年齢と契約してる悪魔言え！」
突然の大きな声に顔を向けると、デンジの隣に座る体格のいい男性がデンジの肩に手を置いていた
「公共の場で契約している悪魔を言うな、手の内は信用した人間にしかみせちゃいけないぞ」
「相変わらず固いやつだな〜！」
早川が忠告するが固いやつと一蹴されている
俺はパワーに投げつけられていた野菜たちに箸をつけ始めた
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ブブ(プロフ) - ととさん» また読んで下さってありがとうございます(*^^*) ととさんもお体には落ちをつけくださいね！少し油断すると風邪を引きそうになりますから！ (2022年12月10日 7時) (
レス) id: 1b530ea863 (このIDを非表示/違反報告)
とと - どんどん面白くなっていきますね〜！！体調不良に気をつけて下さいね！ (2022年12月9日 17時) (レス) @page29 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ブブ(プロフ) - 佐藤さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♡ ありがとうございます、佐藤さんもお体にはお気を付けくださいね(#^^#)お暇なときにでも読んでいただけたら嬉しいです♪ (2022年11月25日 20時) (レス) id: a83a72b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - コメント失礼します。とても面白いです！お体に気を付けて作者様の無理のないようこれからも頑張ってください！応援しています！ (2022年11月25日 9時) (レス) @page15 id: 76e6162b40 (このIDを非表示/違反報告)
とと - はい！読ませて頂きます！ (2022年11月25日 1時) (レス) @page15 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブブ | 作成日時：2022年11月14日 15時
