空模様【橙】

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連絡くるまでなにしようかな…





ホテルにチェックインをして、シャワーを浴びてもう一度念入りに化粧をする。




歩きやすい服装から清楚感漂うワンピースに着替えて、準備も万端。



さっき予約してくれたお店の住所が送られてきて、

調べてみたらホテルから案外近かったから連絡が来てから向かうことにした。





今回はしっかりタブレットも持ってきたから、連載の続きも描ける。



だけど今はいい展開が思いつかないから、中途半端になったまま放置してた康二くんの続き描こう


アナログ絵は描き跡も味が出るから模写や思い出を記しておく時に重宝してる。












会ったのは2ヶ月も前なのに記憶が鮮明で、鉛筆が紙の上を勢いよく走る。










指先が綺麗だったな、とか









笑った時にできるしわも可愛かったな、とか。











こんなにも愛おしく思えてしまうのはどうしてだろう。







まだまだ知らないことの方が多いのに、













知っている姿だけでも彼が素敵な人なことは明白で。











もっと知りたいと思ってしまう。













ブーブー


ベッドの上に置いていたスマホが震えて画面が光る。



手に取ると












今1番会いたい人からの着信。










『もしもし！！』




「おぉ元気いいな笑


今終わった！約束の時間にお店行けそうや！」







『分かった！ホテルから近かったから歩いていくね』









「気ぃつけてな！外寒いし先入ってて」






『ありがとう！

また後でね』





「は〜い」









やっと会える…

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