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015:本業と親友 ページ15




北山は笑顔で答えた


『あっ俺?本職は建築士。副業で食べ物の店やってんの(笑)大倉とは親友で彼がここの店長で、俺が出資者兼、店構え担当って訳。もうひとつ店があるんだけど…言っていいのニカ?』


ニカは笑顔で頷く


『じゃっ先にはじめましてということで乾杯♪』


オススメのシードルは甘くでもすっきりしていてご飯とよく会った

『でね。俺、水商売もしてんの』

私は熟成肉を頬張りながらミツ先輩を見つめて話しを聞いていた


『藤ヶ谷っていう親友とね』


ブッ!!!私は飲みかけのシードルを吹き出しそうになった


『もう…テスッ汚いよ』


ニカが膝に賭けたナプキンで拭いてくれる


『ごめん…ニカ』


情けない仔犬の様な私を笑顔で見てる北山は楽しそうだった


『もしかして藤ヶ谷も知り合いだったのたりして…』


怪しむ瞳で悪戯っ子のように北山は笑うが悪意はなさそうだ


よしいける!!!
私は確信すると完全に素知らぬ態度を取り繕おうときめた



北山が言うには


■藤ヶ谷と北山は親友で、北山は出資者、経営は藤ヶ谷という《ロミオスウィートキー》というホストクラブがあり儲かっているらしい


■藤ヶ谷は先見の明があるらしく、色々な人脈もありとても真面目で素晴らしいと絶賛


『そのうちニカにも藤ヶ谷紹介するわ。千賀さんにもね♪』


それは困る………
本当に困る………


日メンチ切りあったのが藤ヶ谷だとバレたら……


面倒………
面倒………
面倒臭過ぎる………


『あ…あはは(笑)
ニカにホストの人と合わせるのは…ちょっとアレかなあ(汗)』


苦肉の策で言い逃れを考えてみた


to be continue…

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作者名:北山堂 | 作成日時:2018年11月6日 23時

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