不良な君達のお世話係になりました。【ハイキュー】２。

あまいとすっぱい。 ページ7

『で、お菓子はなに？？』


二「食べるんすか笑」





パンも食べ終わり、二口くんは、もう私は食べないと思っていたらしい。
朝から食欲がなかった私は朝ごはんを食べなかったから、今ならなんでも食べれる。


『今日朝ごはん食べてないの。』



二「体調崩しますよ。あ、すっぱいグミ、レモン味いります？」



カサカサとビニール袋の音をたてながら、ジャーンと目の前に出してきたのは可愛い絵がかかれた袋のグミ。



甘かったから、すっぱいのはナイスチョイス。

『うん。ちょーだい』


手を二口くんのところへさしだす。

二口くんは上手に口笛を吹きながらぺりぺりと袋を破ってく。


そしてそこから一粒とりだした。



ハートの形の、グミ。




二「Aさん」





『ん？？なー…………んむ、』








ふに。






唇に何かがあたる。



目を見開いて、至近距離にある二口くんの顔を見つめる



唇にあたった、グミ。


それを、二口くんは人差し指でクイッと少しだけ私の口の中に押し込んで。



口いっぱいに広がる、レモン味。







顔を真っ赤にして言う




『おい、しい…………』







そういうときは、いたずらっ子みたいに大きく口を開けて笑う二口くん


青空をバックに、なんてかっこいいんだ





二口くんといるときだけは、あの嫌な事を忘れさせてくれる。

遭遇。→←○オ塩です○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す