ヒューヒュー(棒読み) ページ3
その後、まだ携帯電話のアドレスを交換してなかった私たちは交換して、少しだけ話していると、赤葦くんがやってきた。
赤葦「ここにいたんですね」
二口「あ、赤葦!!」
『えっ、あ、あの』
今の状況といえば、私と二口くんの手は密かに繋いでいて、距離も近い。
赤葦「おめでとうございます」
真顔だけど、赤葦くんがそう言ってくれた。
二口「て、照れるからそういうのやめようぜ」
赤葦「ヒューヒュー(棒読み)」
『赤葦くんっ?!?!/////それ棒読みだよね?!?!////』
私たちがあたふたしていると、クス、と笑った。
あ、なんか、大人に感じだな。
赤葦「まあとりあえず、Aさんは二口のことよろしくお願いしますね。結構この人面倒くさいですよ」
『は、はい……頑張ります……』
二口「マジでやめよ!そういうの!!」
二口くんが赤葦くんの口を手で塞ぎ、喋られないようにさせる。
それを見て、私は平和に笑う。
今、すごく2人が普通の高校生って感じがする。
不良には全く見えないんだけどな……
赤葦「あ、俺そろそろ木兎さんと行かなきゃなんで」
二口「え、マジか。まあ木兎さんとなら安全だろ」
赤葦「まあ見てるだけで終わるし」
『木兎さんは強いんだね』
赤葦「最強に強いですよ」
若干、赤葦くんが微笑んだ気がした。
そして、"じゃあ、"と言って、階段を降りていった。
憧れてんのかな……
二口「………俺ら、どうします?教室戻れないすよね」
また隣に二口くんが戻ってきて、自然と手をつないだ。
『…黒尾いるしね』
うーん………と2人で考え込む。
すると
二口「あっ!じゃあ!!!外に遊びに行きません??」
『ほえ?』
パァアと、音が出そうなほどキラキラした目で私を見る。
犬か。
でも、それは楽しそう。
『…行く!』
そう答えた瞬間、腕を引かれて走り出す。
なんだか、青春してる、
こんなところでするとは、思わなかったのにね。
1646人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐 - またこう言う夢小説書いてください!! (2022年10月17日 20時) (レス) @page8 id: 54e64013eb (このIDを非表示/違反報告)
を。 - めっちゃ面白かったです!! 更新待ってます♪♪♪♪ (2022年8月29日 0時) (レス) @page8 id: b484c5026d (このIDを非表示/違反報告)
油揚げ(プロフ) - そこで終わり?!ってなってしまいましたwでも読んでいてすごく楽しかったです!素敵な作品をありがとうございました! (2022年5月15日 17時) (レス) @page8 id: b66c454432 (このIDを非表示/違反報告)
N - 終わり方!!??www (2021年11月26日 0時) (レス) @page8 id: ee79ae4f81 (このIDを非表示/違反報告)
多趣味のM(プロフ) - そこで!?って叫んじゃいましたw続き気になります!!更新待ってます!! (2020年12月28日 7時) (レス) id: 2c30e4e7ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:オ塩 | 作成日時:2015年8月12日 22時